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クルマ最終更新日:2017.06.30 公開日:2017.06.30

チャイルドシート最前線!

 車内の子供の安全を守るのに欠かせないチャイルドシート。2000年には、6歳未満の幼児が車に乗るときの使用義務化が法制化され、装着率は徐々に向上しているものの、最新の調査では64.1%とまだまだ低いと言わざるを得ない。さらに装着していてもその6割前後は、締め付けが足りずグラグラしているなど、取り付け方が不完全であった。

 現在使われているチャイルドシートの多くは、シートベルトで取り付けるタイプだが、このタイプのシートは装着に力が必要であったり、ロッキングクリップやチャイルドシート固定機構等を使いこなす必要があり、取り付けにちょっとしたコツが必要だ。そのために、グラグラと不安定な取り付けになりやすく、不完全な取り付けが増える原因にもなっている。

 そこで、これからチャイルドシートの購入を予定されている方にぜひオススメしたいのが、ISO-FIX(アイソフィックス)タイプのチャイルドシートである。

1.ISO-FIXは誰でも簡単確実に取り付けられるチャイルドシート。

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 ISO-FIXとはシートベルトではなく、車側とチャイルドシート側に備えられた専用の金具を使って装着する仕組みのこと。シートベルトで装着するタイプよりも、より簡単で確実な装着ができる。ISO-FIXタイプを使うには、クルマにもISO-FIX対応金具が備わっている必要があるが、2012年7月以降はすべての新車に装備されている。ただし、それより古いクルマに乗っている場合は確認が必要だ。

 一方、ISO-FIX対応のチャイルドシートも徐々に増えており、最近では、実勢価格2万円台前半で新生児から使える回転タイプのISO-FIX対応チャイルドシートも発売されている。

★日本育児 チャイルドシート スマートキャリー ISOFIX ベースセット

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1台4役!ベビーカーにドッキングできる乳児用チャイルドシート

2.1台4役、こんなユニークなISO-FIX対応製品も

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Joie 軽量ベビーカーaire poppyred(エア ポピーレット)+ベビーシート
Juva poppyredのセットで、実勢価格 : 26,784円(税込)

 最近は、ベビーカーにドッキングできる乳児用チャイルドシートもある。たとえば、このジョイーエアトラベルシステムは、ドッキング用の付属部品等がなく、ベビーカーの上にそのまま乳児用シートを乗せるだけで素早くベビーカーに早変わりしてくれる。外ではベビーシート、ベビーキャリー、ベビーカーとして使えて、室内ではゆりかごとしても使える。よそのお宅にお邪魔したときやレストランなどでは、そのまま床や椅子の上に置いておいておけるのでかなり便利だ。

 チャイルドシートとして使用するときは、シートベルトで固定もできるが、ISO-FIXベース(別売り)を使えば取り付け・取り外しがより簡単で安全性も高い。

 ちなみに上記のベビーカー+ベビーシートに、ISO-FIXベース(商品名Joie i-Anchor(アイ-アンカー)&FIX Base)をつけると実勢価格 ¥36,979(税込)(メーカーサイトで2割引き。ISO-FIXベースのみ税抜き18,000円)

→次ページ:
欧州の最新安全基準「i-Size」(アイサイズ)とは?

3.最新安全基準「i-Size」(アイサイズ)とは何?

 現在、日本で流通するチャイルドシートは2012年7月より導入されたECE R44/04という欧州の基準に準拠している。この基準をさらに強化した最新の安全基準がi-Sizeと呼ばれるもので、欧州においては2018年頃からi-Sizeが採用される予定という。

主なものは以下となる。

  • ・ミスユースのリスクを低減するため、ISOFIXの使用を促進(というより、原則としてi-SizeはISO-FIXのみを対象にしている)
  • ・生後15ヶ月までの子どもに後向き装着を義務づける(後ろ向きで衝撃を受ける方が安全性が高い。これを背面拘束という。赤ちゃんの足がつっかえる、後頭部が半分以上シートからはみ出すなど、物理的に後ろ向きシートが不可能になるまで月齢に関わらず背面拘束を推奨している)
  • ・新たに開発されたダミー(実際の赤ちゃんの体型や動きに近いダミー)を用いた側面衝突テストを導入
  • ・乗り換え時期を正確に把握するため、従来の体重基準に加え身長を目安としたカテゴリー分けを追加(従来のチャイルドシートは、子供の体重を基準として選択していたが、身長を基準としたシート選択もできるようになる)

 i-Size基準に移行するといっても、現行のECE R44/04基準適合のチャイルドシートが使えなくなるわけではないので安心してほしい。

 チャイルドシートは数あるベビー用品の中で、唯一、法律で使用が義務付けられているが、使用義務のある6歳を過ぎても、標準のシートベルトが使える身長150㎝程度になるまでは、学童用チャイルドシート(ジュニアシート)を使ってガッチリ拘束する必要がある。こちらもぜひ覚えておいてほしい。

2017年6月30日(雨輝・加藤久美子)

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