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最終更新日:2025.04.02 公開日:2025.04.03

山梨の外環「新山梨環状道路」の完成目処はいつ? 渋滞解消に期待大【いま気になる道路計画】

赤坂台総合公園展望台から中部横断道を望む。(c) kt-wat– stock.adobe.com

新山梨環状道路は、山梨県内で整備中の全長約43kmの環状道路です。 主に、甲府市街地の渋滞緩和や観光地へのアクセス向上、周辺地域の連携強化などを目的として事業が続けられていますが、完成目処はいつ頃なのでしょうか。

赤坂台総合公園展望台から中部横断道を望む。(c) kt-wat– stock.adobe.com

文=大門道子

資料=国土交通省 関東地方整備局、山梨県

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新山梨環状道路の開通効果は?

新山梨環状道路の整備計画の概要。

新山梨環状道路の整備計画の概要。

新山梨環状道路は、甲府市を中心に山梨県内の主要都市を結ぶ、全長約43kmの環状道路です。山梨県甲斐市の中央自動車道 双葉JCTから南アルプス市、中央市、甲府市などを経由して甲斐市の宇津谷交差点に至る地域高規格道路として計画されています。

この新山梨環状道路が全線開通することにより、さまざまな開通効果があります。

たとえば、関東地方整備局 甲府河川国道事務所が2023年12月に公開した資料によると、1991年から2021年の30年間で、沿線自治体(南アルプス市、中央市、昭和町)の従業者数は1万3814人増加。さらに、1991年は10万767人だった同地域の人口が、2021年には12万1584人と、2万817人増加しました。これは、新山梨環状道路の西部〜南部区間の開通にともなって、沿線地域への企業進出が進んだことが要因とされています。

新山梨環状道路開通後の開通効果。

新山梨環状道路の開通によって交通ネットワークが強化される。

また、山梨県が2022年に公開した資料によると、東部区間が整備されることで、防災拠点である小瀬スポーツ公園から笛吹市役所、山梨市役所から南アルプス市役所などへの所要時間が短縮され、ネットワーク強化への貢献が期待されています。

<所要時間短縮事例>
笛吹市役所 → 小瀬スポーツ公園付近
開通前:約22分 開通後:約14分(約8分短縮)

<所要時間短縮事例②>
山梨市役所 → 南アルプス市役所
開通前:約54分 開通後:約33分( 約21分短縮)

そのほか、観光地へのアクセス性の向上や交通集中によって引き起こされる交通事故の減少にも寄与するとされています。

新山梨環状道路全体の完成目処は2030年?

新山梨環状道路の整備計画の概要

未だ整備中の区間は多いものの、全体的な整備は着実に進行している。

では、新山梨環状道路の完成目処はいつ頃なのでしょうか。

新山梨環状道路の整備を担当している新環状道路建設事務所は「このまま順調に進めば、新山梨環状道路全体の完成目処は2030年です」といいます。

新山梨環状道路は、北部・東部・南部・西部の4つの区間で構成され、このうち西部区間は中部横断自動車道を利用し、北部・東部・南部区間については無料の地域高規格道路として整備されます。

南部区間は2009年3月に全線供用し、東部区間は2022年11月に西下条~落合西ICを供用しました。2025年4月現在は、北部区間と東部区間の残された区間の完成に向けて事業が進められています。

特に北部区間は、広範囲の整備かつ山がある地形ということも相まって、大半がトンネル構造や盛土または切土構造で計画されているため、新山梨環状道路全体の開通までは、もうしばらく時間がかかりそうです。

しかし、山梨県がホームページで公開している整備状況を確認すると着実に整備は進んでいます。正式な開通時期のアナウンスがいつになるのか、今後も注目したいところです。

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