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最終更新日:2024.05.14 公開日:2024.05.14

雨の日の首都高、死傷事故「4倍」の衝撃。 いつもなら曲がれたんだっ!……と嘆く前に気を付けるべきことは?

首都高では雨の日の死傷事故は「4倍」に増える。雨の日は視界も悪いうえ、路面も滑りやすく、特にカーブゾーンで多発している。いつもなら曲がれたんだっ!と嘆く前に、気を付けるべきことは?

文=KURU KURA編集部

資料=首都高道路

死傷事故「4倍」の衝撃! 雨の日の首都高は危険

首都高は雨の日の死傷事故件数の多さに、様々なかたちでドライバーに注意喚起している。(画像:首都高)

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首都高では、雨の日の死傷事故が「4倍」に増えていることを踏まえ、より一層の注意が必要だとドライバーに安全運転を呼びかけている。

天候別の死傷事故件数/1時間(2022年度)を比較してみると、雨天時は0.27件、晴天(雨天以外)時は0.06件で約4倍となる。車両が施設(側壁など)の接触する事故も、雨天時は0.82件、晴天(雨天以外)時は0.12件)と、約7倍であることが、上記の「4倍」という数値を裏付けており、雨天時は大きな交通事故が発生しやすい状況だといえる。

雨の日の首都高は、視界も悪いうえ路面が滑りやすく、施設に接触するなど大きな事故が発生しやすいと指摘する。特に普段走り慣れていても、雨の日は慎重にハンドルを握らなければ、大破した愛車を前に「いつもなら曲がれたんだっ!」と嘆くばかりか、命を落とす事故にもなりかねない。

首都高における雨天時と晴天時の死傷事故件数の差。(画像:首都高)

首都高における雨天時と晴天時の施設接触事故件数の差。(画像:首都高)

雨の日の首都高で気を付けたいこと

首都高の雨天時の施設接触事故は、60km/h以上で走行しているときに発生しやすい。雨で路面が滑りやすい中、スピードを出し過ぎることでスリップしやすくなる。また、ブレーキ開始から所定の速度に達するまでの距離が伸びることも、カーブでの事故につながりやすい。

雨の日の走行時、意識してほしいのが以下の項目だ。

1. 制限速度の厳守とカーブ手前の減速
制限速度を守り、カーブの手前で十分に減速する。

2. 早めにワイパーを作動させる
ワイパーを早めに作動させ、雨天時の視界を確保する。

3. 車間距離を取る
雨天時は車間距離を十分に取り、早めのブレーキを心がける。

これから梅雨のシーズンを迎える。首都高はもちろん高速道路の走行時には、以上の3項目をぜひ意識してもらいたい。

雨の日の首都高ではどんなことに気を付けたらいいのか。(画像:首都高)

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