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道路・交通2024.01.24

「選手村ルート」はどこを走る? 新橋~晴海フラッグ間を結ぶ“東京BRT”の新路線が2月1日に開通!

都心~臨海部を結ぶバス高速輸送システム「東京BRT」では、2024年2月1日より新橋~晴海フラッグ間を走る「選手村ルート」での運行を開始する。これにより、東京BRTが計画していたルートがすべて開通することになる。

文=岩井リョースケ(KURU KURA)

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東京BRTで採用しているバスタイプのひとつ「連節バス」が実際に走行している様子。(c)Tsubasa Mfg - stock.adobe.com

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東京BRTって何?

BRTとは「Bus Rapid Transit(バス高速輸送システム)」のことで、連節バスを採用したり、走行空間を整備することで、路面電車と遜色ない輸送能力を有する交通システムのこと。

東京都都市整備局では、増大する臨海地域の交通需要に対応するため、都心と臨海地域までを直接結ぶ東京BRT計画を策定し、運行事業者に京成バスを選定。その後、2019年に東京BRT株式会社が設立されている。

「選手村ルート」運行開始で全線開通へ!

東京BRTはコロナ禍の影響でプレ運行が延期されたものの、2020年10月には虎ノ門ヒルズ→新橋→晴海BRTターミナルを巡行するプレ運行(一次)を開始。2023年4月には「幹線ルート」、「有明・豊洲ルート」、「勝どきルート」を追加し、第二次プレ運行としていた。

そして2024年2月1日から、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村として使用され、現在は大型マンションと商業施設が集まる晴海五丁目のマンション街「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」に停留する「選手村ルート」が開通。これをもって、東京BRTはプレ運行から本格運行に移行することになる。運賃は他のルートと同様に一律で大人220円、小児110円で現金か交通系ICカードでの決済となる。

選手村ルート開通後の東京BRT運行ルートと停留施設。画像=東京BRT

選手村ルートで新設されるバス停留施設は3か所。

選手村ルートでは平日は104本、土日は91本のバスが運行し、新橋から晴海フラッグまでの約4kmを11分程度で移動することができる。プレ運行時の表定速度※は時速11~15kmとなっているが、本格運行後の表定速度は時速20km以上を予定しているため、これだけの時間短縮を実現できるそうだ。
※表定速度とは【運転区間の距離÷運転時間】で停車時間も含めた平均移動速度を数値化したもの。

なお、今回の選手村ルート開通にともない、他のルートでもダイヤが改正されるため、利用する際は事前に確認しておきたい。

本格運行時のBRTと、その他の公共交通機関の表定速度。※表定速度とは【運転区間の距離÷運転時間】で停車時間も含めた平均移動速度を数値化したもの。

東京BRTの選手村ルートにおける運行便数。

東京BRTはまだまだ進化しそう!?

今後の予定として、東京BRTのHP上では新橋~銀座・東京駅方面や、国際展示場~東京ビッグサイト、東京テレポート~東京国際クルーズターミナルまでの延伸を検討しているようだ。

本格運行が開始すれば、新橋~勝どき間の片道での運行便数は、平日のピーク時は1時間あたり20便(幹線ルート6便、晴海・豊洲ルート6便、勝どきルート2便、選手村ルート6便)で、輸送力は2000人程度が見込まれている。さらに東京BRTでは将来的に、この輸送力を1時間あたり5000人にまで増やすという目標も掲げている。

晴海フラッグで建設が進む全棟5632戸の分譲・賃貸式大型マンションでは、約1万2000人が暮らす街となる予定だが、交通手段が限られるこの街の住人にとって、東京BRTは貴重な移動手段のひとつとなりそうだ。

東京BRTのロゴマーク。(c)picture cells - stock.adobe.com

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