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ライフスタイル最終更新日:2023.12.20 公開日:2023.12.19

隣のクルマにつられた!? 信号無視の突進が危ない!『ドラレコ動画のヒヤリハットで運転上手に!』第11回

ドライブレコーダーが記録したヒヤリハット映像を紹介するシリーズです。第11回目となる今回は、前をよく見ずに信号待ちをすると、発進時に怖い目に遭う、というのがよくわかる映像を紹介します。

文=KURU KURA編集部

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思わずハッとする、ヒヤリハット動画 その11

ヒヤリハットとは、あわや事故! や、危なかった!という状況のことです。KURU KURAでは、ドライブレコーダーに残された本物の映像をご覧いただき、ヒヤリハットな瞬間を疑似体験してもらうことで、危険感度のアップにつなげていただきたいと考えています。体験を増やすことで危険予知の能力が向上し、必ずや事故防止に役立つはずです。今回も、当社が独自に収集したドライブレコーダー映像の中から、特に注目したい動画を紹介します。

※今回ご紹介の動画に音声は含まれておりません。

タイトル「ちょっと動いたクルマにつられ国道へ猛突進!」
注目再生時間  0:12ころ
投稿者コメント:前方は国道。国道側の直進信号が赤になった瞬間、前車が右の車の動きにつられて、国道へ猛突進!国道側は右折が青。一歩間違えれば大事故!左の車は我慢できた模様。信号変わってからにしましょうね。

青信号は自分の目で確認しましょう

映像が始まった場面です。夜間の交差点で、撮影車の前には3台のクルマが並んで停止しています。交差側の左にある信号機は、この時間は青信号ではなく、直進や右左折でも矢印信号が点灯するタイプのようです。

再生時間0:11ころ、交差側の矢印信号が消え、黄色から赤信号に変わります。すると、撮影車と同じ進行方向の右折レーンにいる軽自動車が、進行方向の信号が青に切り替わると思ったのか、見切り発進をしてしまいます。

再生時間0:13ころ、しかし進行方向の信号は切り替わらず、今度は交差側の信号機で、右矢印信号が点灯、右折レーンの軽自動車はそのことに気付き、再び停止しました。しかし、今度は撮影車の前の乗用車が隣の軽自動車の前進につられて発進をしてしまいます。正面は赤信号のままです。

再生時間0:14ころ、さらに左車線で停止していた黒のワゴンが、隣の乗用車の動きにつられて加速しはじめました。発進した正面の乗用車は赤信号に気付く様子はなく、そのまま加速しています。

再生時間0:16ころ、交差点右側の右折レーンのクルマが続々と発進し、交差点に進入してくのがわかります。タイミングとしては信号無視して直進する乗用車と衝突しても不思議ではない非常に危険な瞬間です。左車線の黒のワゴンは赤信号のままであることに気付き、停止線を少し越えたところで停止することができました。

その後、交差側の右折車両がゆっくりと登場し、困惑しながら右折していく様子が映っています。突然赤信号を横切ってきた乗用車には、さぞ驚いたことでしょう。当の本人はというと、おそらく途中で赤信号と気付いたと思いますが、減速することなくそのまま交差点を渡り切って去ってしまいました。以上が、一台の見切り発進につられ、信号無視してしまうというヒヤリハット映像でした。

進行方向の青信号の点灯を「隣のクルマの発進気配」で判断するドライバーはたまに目撃することがありますが、それは脇見運転や信号無視につながりかねないとても危険な運転です。また、この映像のようにまだ信号が赤なのに見切り発車をしてしまうと、自車はもちろん、周囲のクルマにも勘違いをさせて危険な状況を引き起こす可能性があるため、しっかりと青信号に変わったことを目視してから発進するよう心掛けましょう。

 

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