クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく

Lifestyle

最終更新日:2023.06.19 公開日:2022.09.02

車中泊で困ったことは何? MOTA車中泊アンケート調査結果

アウトドアブームなどにより、テントを持たずクルマの中で寝泊りする「車中泊」を楽しむ人が増えている。中古車情報サイトのMOTAは、過去3年以内に車中泊を経験した人を対象に、車中泊の年間実施回数や、車中泊で困ったことなど、車中泊に関するアンケート調査結果を発表した。

文=原田磨由子
資料=株式会社MOTA

記事の画像ギャラリーを見る

車中泊に興味がある人へ伝えたい!

写真=(c)Andrii IURLOV – stock.adobe.com

 中古車情報サイトを運営するMOTA(モータ)は、過去3年以内に車中泊を行った120人を対象にアンケート調査を実施した。年間に何回行くか、誰と行くのか、どんな事で困ったのかなど、これまで車中泊経験がなく、その実態がよく見えない人たちへの参考値として、いくつか紹介したい。

調査概要
調査内容:車中泊(クルマ内での宿泊を伴う旅行)に関するアンケート
調査対象:過去3年以内に車中泊を経験したことのある人
サンプル数:120人
調査手法:インターネット調査
調査実施日:2022年7月28日~29日の2日間
MOTA公式HP:https://autoc-one.jp/used/

年間の実施回数は1~3回が77.5%!

年間の実施回数では、「1〜3回」が2位と大きく差を開けてトップ。一方で、「10回以上」と答えた強者は、日頃から車中泊に必要な道具をクルマに用意し、いつでも気軽に出かけられるようにしているスタイルが想像できる。

車中泊は1人や2人での少人数が主流

「車中泊は何人で出かけることが多いですか?」という質問では、「2人」(41.7%)が1位で、「1人」(40.8%)が僅差で2位。キャンピングカーのような大きな車であれば3人以上の就寝スペースも確保しやすそうだが、座席を倒して就寝スペースを確保するような乗用車では2人までがちょうどいいということなのだろう。

ソロでの車中泊が最多に

「誰と出かけることが多いですか」の質問には、「自分ひとり」が最も多かった。車中泊の自由気ままなスタイルが影響しているのだろう。このグラフには年齢は表示されていないが、年齢別では20代30代は「家族みんなで」、50代60代は「夫婦」という回答も多いとのこと。

車中泊の魅力は費用の安さ

「車中泊の良さ」という質問では、やはり「費用が安い」がトップに。半数近くがアウトドア気分を楽しみつつも、残りの半数は動機として宿泊施設よりも手軽で予約も必要ない車中泊の方が、選択肢として魅力と捉えられているのかも知れない。

次のページでは、
「車中泊で困ったこと」の結果を紹介

困るのは、お風呂やトイレに気温対策

「車中泊で困ったこと」という質問でのトップ3は、車中泊の未経験者が抱いていそうな項目がそのまま当てはまっている。4位の「安全面に対する不安」は、60代では2位だったとのこと。また全体の5位は、「他人による騒音」という回答となった。話し声だけでなく、アイドリングの音でも利用者間のトラブルに発展することもある。

車中泊にベッドマットや遮光カーテンは必須

「車中泊のために購入したものがあるか」という質問には、47.5%と約半数が「はい」と回答している。「購入したもので多かったのは、「ベッドマット」が68.4%、「遮光用カーテン」が61.4%。睡眠の質を左右する寝心地に、外からの光と視線の遮断が重要だということが分かる。3位の「電源設備・大容量バッテリー」(38.6%)も携帯電話や照明、電気調理器具など用で、車中泊を快適に過ごすために用意したいものだ。照明や充電を車のバッテリーに頼りすぎると、バッテリーが上がってしまうため注意しよう。

ルールを守って車中泊を楽しもう

宿泊の手段以外にも、レジャーの一つとして注目を集める車中泊。愛車にお気に入りのグッズを積んで、予約などに縛られず、行きたいときに行きたいところに行く。とても贅沢な気分の旅ではないだろうか。もちろん、他人に迷惑をかけない配慮はしっかりと行って楽しんでほしい。

その他の調査結果を確認するなら、
【この記事の写真を見る】をクリック!

記事の画像ギャラリーを見る

この記事をシェア

  

Campaign

応募はこちら!(1月5日まで)
応募はこちら!(1月5日まで)