クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく

Cars

最終更新日:2022.08.03 公開日:2022.08.03

車種別・航続距離予測ができる!ナビタイムからEV専用カーナビアプリ登場!

ナビタイムは、7月27日にEV専用カーナビアプリ「EVカーナビ by NAVITIME」を配信開始。このアプリでは、車種ごとの航続距離予測を算出し、目的地へのルート上でどのEV充電スタンドを利用すべきか提案してくれる機能を利用できる。詳しく見てみよう。

文=くるくら編集部
画像=ナビタイムジャパン

記事の画像ギャラリーを見る

EVカーナビの開発背景

(c)zephyr_p – stock.adobe.com

 近年EVの新車販売比率は上昇傾向にあるが、EV保有者の約5割が「充電時間」や「航続距離」に不安を持っているという()。そこで、ナビタイムジャパンは、車種ごとにバッテリー残量の少なくなる地点付近のEV充電スタンドを自動で経由地に追加するルート検索や、全国約20,000か所から様々な条件で絞り込みができる「EV充電スタンド検索」などの機能を搭載したEV専用カーナビアプリを開発し、727日よりサービスを開始している。
JAMA「2021年度 乗用車市場動向調査」参照

車種ごとに登録できるから、予測精度が高い

 航続距離予測機能の基本的な使い方としては、あらかじめメーカーと車種を登録して、あとは通常のナビアプリのように、目的地を検索するだけだ。そうすれば、アプリが車種ごとのバッテリー容量を判別し、目的地までのルート上で適切なタイミングで充電スタンドを提案してくれる。また、バッテリーの残量によってルートの表示が青色から赤色へとグラデーションで視覚化されるため、充電すべきタイミングも把握しやすく、ドライバーは長距離でも安心して運転することができる。この登録可能なメーカー・車種の範囲の広さが既存のEV充電スタンド検索アプリより優れており、バッテリー残量の算出精度の高さに貢献している。

左画面が給電しない場合の表示。バッテリーが途中でなくなり、目的地までたどり着けない。一方、画面中央は充電スタンドを自動で追加した場合。目的地までに2度、充電する必要があることがわかる。

充電場所はどうやって選んでいる?

 目的地設定を何度か試してみると、バッテリー残量が1535%くらいの地点を充電のタイミングとし、充電スタンドは必ず急速充電対応スタンドを選択してくれていた。他にも、充電時間は一か所につき30分までを想定しており、必ずしもフルチャージを指示しているわけではなかった。

 どうやら、目的地までの到着時間と充電時間に、バッテリー残量の3つのバランスを考慮してルートを提案してくれるようだ。バッテリーが残りわずかな状態(赤色表示)になる前に経由するスタンドを設定してくれるため、精神的にも余裕が生まれる良い調整だ。ちなみに、この試行はルート検索の後で「自動で充電場所を追加」しただけなので、こだわりがあるなら充電場所も充電時間も自分で調整すればいい。

10回ほど試してみたが、充電時間は最大で30分、充電スタンドはバッテリー残量が最低で15%、最大だと37%のタイミングで提案している。目的地到着時のバッテリー残量値はバラつきがある。

多種多様なEV充電器から絞り込み検索もできる!

 もし自分で充電スタンドを指定するなら、全国約20,000か所にある充電器の中から、「急速充電・普通充電」、「ディーラーの種類」、「事前連絡の要・不要」、「充電の有料・無料」「24時間営業」でも検索することができる。

試すならいま! 8月末まで全機能を無料開放!

 このアプリは831日までであれば、カーナビゲーション機能やVICS渋滞情報などの有料機能もすべて無料で試すことができる。また、開発担当者によれば、ルート検索の表示や残量をグラデーションで把握する機能は引き続き無料のまま利用が可能とのこと。

 そして、「EVカーナビ by NAVITIME」の今後の展開として、バッテリー消費量を考慮したルート提案や、現在のバッテリー残量での到達圏の検索機能に、ユーザー同士でのシェア機能、スマートフォンと車載器を接続するシステムへの対応も検討中だという。アップデート情報を楽しみに待ちたい。

マイページでは、このアプリを使って移動した距離に対し、もしガソリン車で移動したらどれほどCO2を排出したのか比較し、CO2排出量削減にどれほど貢献したのか可視化してくれる機能がある。

記事の画像ギャラリーを見る

この記事をシェア

  

Campaign

応募はこちら!(12月1日まで)
応募はこちら!(12月1日まで)