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最終更新日:2021.09.19 公開日:2021.09.19

菰田潔のなるほど運転レッスン(第16回)|バックでの駐車

こんにちは、菰田潔です。私と一緒に『今さら人に聞けない運転の基本』を動画でおさらいしてみませんか? ひとつひとつチェックしていけば、きっといまより運転がうまくなりますよ! 連載第16回は、バックでの駐車について解説します。

解説=菰田潔

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バックでの駐車は「切り返し」がポイント

 バックで駐車するときに、両脇に他の車両があると緊張してしまいますね。しかし、なにも一回で入れる必要はありません。切り返しのコツさえ押さえておけば、最初のアプローチに失敗しても、すぐにカバーすることができるのです。今回の動画では、自分の車の左側に車庫があった場合を例にして解説します。

 自分の車を止めるスペースが見つかったら、左に近寄り、自分の止めるスペースの端からハンドルを右に切っていきます。そして今後は反対にハンドルを切ってバックしていきます。ミラーを下向きにしていると隣の車が見やすくて正確にバックできます。

ハンドルを右に切りながら少し進んだ後、左にハンドルを切ってバックしていきましょう

失敗例1 ハンドルの切り始めが早すぎると…

ハンドルを早く切りすぎてしまうと、左隣の車にぶつかりそうになってしまう

 左隣の車に近づきすぎてしまいスペースに入れないという失敗例です。ハンドルを早く切りすぎてしまうと、隣の車にぶつかってしまいます。その場合は、まずそのままのハンドル角度で前進します。それからバックに入れて、ハンドルをまっすぐにしてから、しばらくまっすぐ走り、先ほどハンドルを切ったタイミングよりも遅れてハンドルを左に切っていきます。車がまっすぐに入ったら、ハンドルもまっすぐにして車を止めます。

失敗例2 ハンドルの切り始めが遅れると…

ハンドルを切るタイミングが遅いと右隣の車に近寄ってしまう

 スペースに入ったときに右隣の車に近づいてしまったというパターンです。そんな時には、ハンドルを右に切って前進します。少し前進するだけですぐにリカバリーできます。右に切って前進した後に、左に切ってバックを始めると、すぐに車はまっすぐ向きます。たいがいは、このまままっすぐバックして車を止めれば終了です。

 今回の動画の場所のように、バックしていったときに、車止めがない駐車場もあります。駐車する前に、ちゃんと目視で確認しましょう。つかえた時は切り返しをしてバックをすればうまく入ります。これらをマスターしてくると、苦手意識を持っている人でも自信を持ってドライブに一人で行けるのではないでしょうか。

<プロフィール>
菰田潔(こもだ・きよし)

多くの運転講習会で講師を務めるモータージャーナリスト。その理論的で分かりやすい教え方から”プロフェッサーこもだ”とも呼ばれることも。

※この記事は2013年7月に公開した動画を元に再編集したものです。

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