ニートRVの米ウィネベーゴ製巨大キャンピングトレーラー!
キャンピングトレーラーの魅力といったら、リビングを車内に移したかのような豪華さだろう。本場米国のキャンピングカービルダーの大手として知られるウィネベーゴ社の正規代理店であるニートRVは、全長8.3mという今回の出展車両170台強の中で最大サイズのキャンピングトレーラー「マイクロ・ミニー・フィフス・ホイール 2405RL」を出展。もはや“移動できる我が家”というスケールだった。
「マイクロ・ミニー・フィフス・ホイール 2405RL」の室内はとにかく広い。8300mmという全長に加え、室内幅が2080mm(全幅2160mm)、室内高が2120mm(全高3370mm)。しかも、リビングの一部のダイネットスペースは90cmのスライドアウト機構を備えているので、停車時は約3mの全幅にすることが可能だ。ダイネットスペースの正面にはガスコンロ付きキッチンスペースがあるため、このスライドアウトによって、広さを確保できるようになっている。リビングにはそのほかにもソファや冷蔵庫、TVなどが設置され、その奥にはシャワールームと通路を挟んで反対側にトイレ。さらにその奥にクイーンサイズのベッドを備えた寝室が用意されている。
近年、自宅のリビングの快適さをそのままキャンピングカーに持ち込んだような「グランピング」と呼ばれる豪華スタイルのキャンピングカーが人気だ。しかし「マイクロ・ミニー・フィフス・ホイール 2405RL」はさらにその上で、もはやリビング1室ではなく、自宅そのものをキャンピングカーに移したぐらい豪華なイメージである。まさに移動できる我が家だ。
米国の映画やTVドラマなどを見て、豪華なキャンピングトレーラーで旅に出るのに憧れた、という人は結構多いのではないだろうか。現実的な話をすれば、日本国内は道路や駐車場などの事情も米国とは異なるので、取り回しが大変なことは確かだ。また、2.5t以上の重量があるキャンピングトレーラーを牽引できる国産の大型ピックアップトラックは現行では存在しない点も見落としてはならない。牽引して走行しようとしたら、海外製の大型ピックアップトラックなども同時に購入する必要があるのだ。しかしそうした点を考慮に入れても、魅力的に感じてしまうほどの余裕のある車内ではないだろうか。