クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく

クルマ最終更新日:2018.11.14 公開日:2018.11.14

ヤマハ二輪整備士ナンバー1を決定する「WTGP2018」リポート

rp181105-02-01.jpg

WTGP2018で、故障診断競技に挑む日本代表の井口友臣選手。井口選手は、「MT-09」という845ccの大型バイクを対象とした、スポーツモデルクラスに参加した。ヤマハのバイクの整備士として活躍して13年になる。

 ヤマハが2002年から2年に1回のペースで開催しているのが、同社の二輪整備士の世界ナンバー1を決定する競技会「ヤマハ ワールド テクニシャン グランプリ(WTGP)」だ。

 WTGPは、ヤマハ独自の二輪整備士教育プログラムYTA(ヤマハ・テクニカル・アカデミー)に合格した認定整備士によって競われ、WTGP2018は21の国と地域で予選が開催された。そして各国・地域の代表21名(※1)が10月17日、磐田市のヤマハ本社に集結。全世界約3万4000名のYTA二輪整備士の頂点を決める決勝大会の熱い戦いが行われた。

※1 予選は2か国合同で開催されたところもあり、その結果、インドとベトナムが2名ずつ決勝に進出。よって、19か国・地域の21名が決勝に参加した。

rp181105-02-02.jpg

開会式でステージに整列した21名の選手。ヤマハはブルーをイメージカラーとしているが、WTGPのユニフォームはプライドと勝利への熱い想いを表した深紅が特徴。選ばれた代表選手だけが袖を通すことが可能だ。

競技は2種類、クラスも2種類

rp181105-02-04.jpg

お客様対応競技がスタートしたところ。右がインド代表のひとり、Sekh Tazim選手で、左はバイクを引き取りに来たお客様役のスタッフを出迎えたところ。

 競技は2種類。ひとつが不具合想定車両(故障箇所を設定したバイク)での的確な故障診断と修理技術を競う「故障診断競技」だ。もうひとつが、納車時における点検、修理結果の説明、純正部品や安全運転などのアドバイスを行ってユーザー対応能力を競う「お客様対応競技」である。

 国によって人気車種が異なるため、WTGPは2クラス制となっている(各国・地域での予選は)。排気量845ccの大型車「MT-09」(※2)を扱う「スポーツモデルクラス」と、排気量320ccの「YZF-R3」、249ccの「YZF-R25」、149ccの「YZF-R15」の3車種が対象の「コミューターモデルクラス」だ。日本や米国、ヨーロッパ各国など先進国といわれる国はスポーツモデルクラスで、アジアやインド、中南米といった地域はコミュータークラスとなっている。優勝者はクラスごとに決定する。

※2 別記事『【オートカラーアウォード2017】GP獲得のヤマハ「MT」シリーズそのかっこよさに迫る!!』にて紹介

rp181105-02-03.jpg

スポーツモデルクラスで故障診断の対象となった「MT-09」。排気量845ccの大型バイクだ。

 スポーツモデルクラスに参戦するのは、米国、オーストラリア、オランダ、カナダ、日本、フィンランド、フランス、ロシアの各国代表8選手。

 コミューターモデルクラスは、インド(2名)、インドネシア、コロンビア、タイ、台湾、中国、フィリピン、ブラジル、ベトナム(2名)、マレーシア、メキシコの13選手である。

rp181105-02-05.jpg

コミュータークラスの対象バイクの1車種、排気量320ccの「YZF-R3」。背中を向けて工具を選んでいるのはメキシコ代表のDante Cabrera Sánchez選手。

故障診断競技は故障したバイクを実際に直す競技

 故障診断競技は、両クラスともバイクの車種が違うというだけで、競技内容は同じだ。エンジンがかからないバイクの故障診断を行って修理し、エンジン始動を行い、その上で各種点検も行っていくという内容。制限時間80分。メディアなどに公開されている審査項目は、故障探求・修理と点検整備など4種類あって合計27項目。すべてにチェックがついて制限時間内に完了させられれば、ボーナスポイントもついた上で高得点となる。ただし、非公開の審査項目もあるため、27項目すべてにチェックがついても満点とは限らない。

 採点ポイントは、「手際よく安全に作業ができるか」、「迅速かつ的確に故障診断できるか」、「工具、機器の取り扱いは正確か」、「お客様の車両を丁寧に扱えるか」、「制限時間内で作業を完了できるか」の5点だ。

故障診断競技のポイントは診断ツールを使いこなすこと!

 故障診断競技は、(1)故障診断→(2)修理1→(3)点検→(4)修理2→(5)完成検査という流れになる。(1)では専用ツールを使って故障内容を診断し、(2)で診断に基づいて部品交換・修理を実施。(3)はリストに従って各部をさらに診断し、そこで発見された不具合を(4)で修理。(5)でお客様(オーナー)に納車できる状態であることを確認して終了となる。

rp181105-02-06.jpg

「ヤマハダイアグノスティックツール」を使ってバイクの診断をするタイ代表のKhanong Luecha選手。

 故障診断競技で大きなポイントとなるのが、故障診断ツールの専用PCソフト「ヤマハダイアグノスティックツール(YDT)」を使いこなせる否かだ。現代のバイクはコンピュータで制御されているためにYDTなしでの故障診断は難しく、整備士にとっては不可欠なツール。これを用いて故障原因を潰していき、真の原因を見つけ出すのだ。

 競技でもいかに使いこなせるかに比重を置いており、なぜその部品が故障箇所なのかという、確たる根拠を示さなければ高得点を得られないようになっている。カンやまぐれで故障箇所を当てても評価は低く、正確な故障診断をするための正しいプロセスを踏んでいるかどうかがきちんと審査されるのである。

お客様対応競技ではコミュニケーションスキルが求められる

rp181105-02-08.jpg

お客様対応競技において、立って説明するブラジル代表のJefferson Canetano de Arantes選手。白いユニフォームがお客様役。着座してデスクを挟んで対面での説明が多いが、中には立って細かく説明する選手も。

 一方のお客様対応競技も、内容的には両クラスとも同じだ。点検・修理を終えた車両が異なるが、引き取りに来店したお客様(オーナー)とのコミュニケーションスキルが問われる内容となる。制限時間は30分。来店したお客様に対し、丁寧な説明で点検結果を伝えることはもちろんだが、それだけでは得点は伸びない。ヤマハの唱える”One to One Service”(※3)の実現のため、細やかな対応でお客様に満足してもらえるよう、マナーやホスピタリティ(おもてなし)、幅広い知識を必要とするのである。

 メディアに公開されている項目はお客様受付と対応や納車説明の内容など、3種類で合計33項目だ。実際の審査項目は50以上あるという。身だしなみやホスピタリティなどの「行動系」が重要視されている。

※3 One to One Service:「ひとりひとりのお客様とのより良い関係作り」とする、世界でヤマハが共有する理念。「高い整備技術」、「わかりやすい説明」、「感動する対応」が欠かせない3要素。

rp181105-02-07.jpg

お客様対応競技において、米国代表のJeremy Leigh Talley選手が、熱心に説明しているところ。その後ろにヤマハブルーのコスチュームを着てヘッドフォンをしているのがヒアリング担当のスタッフ。

 選手はもちろん母国語でお客様との対話を行うことができる(お客様役は選手と同国のスタッフが担当)。各選手がどれだけきちんと説明しているのかを確認するため、各選手の母国語を解することのできる審査員が、選手のユニフォームに装着したマイクから集音した音声をヘッドフォンで聴いてチェックする。

 採点のポイントは、「身だしなみはきちんとしているか」、「言葉遣いやマナーは正しいか」、「わかりやすい説明ができているか」、「適切なサービス、アドバイスができているか」、「メンテナンスと部品の知識は豊富か」の5点。

お客様対応競技のポイントは選手の知識量とホスピタリティ

 お客様対応競技のシチュエーションは、「お客様は選手の店で新車を購入している」、「定期点検が終わった車体を引き取りに来店」、「選手とお客様は初対面」という設定だ。

 そして流れは、(1)お客様来店/ご案内→(2)点検結果の説明→(3)アドバイス→(4)質疑応答→(5)ごあいさつ/見送りとなる。(1)では来店したお客様を出迎え、(2)で点検シートやYDTカルテを基に説明を実施。(3)は車体の状況から、今後車両に乗って走る上での注意点を説明。そして(4)がお客様からの質問に丁寧に答えるパートだ。(5)でお客様をきちんと見送りして、終了となる。(4)の質疑応答において選手の実力差が明確に出るところで、緊張する中でいかにわかりやすく回答できるか、選手の知識量とホスピタリティが問われるという。

rp181105-02-10.jpg

コロンビア代表のJonathan Alexander Sierra Palacio選手。左側のオイルの缶をデスクの縁に平行に並べる選手が多い中、少しでもお客様に見てもらいやすいようにと、斜めに並べていた。

いつもと違う環境で大勢の視線を浴びるプレッシャー!

rp181105-02-13.jpg

台湾代表のWu Chang Wei選手。今大会最年少の21歳。お父さんはかつてWTGPで2位となり、Wei選手は今大会にお父さん以上の成績=優勝を目指して参加した。すぐ間近から厳しい目でチェックする審査員がいるだけでもプレッシャーだが、ブースの外には応援する人や報道陣、ヤマハスタッフなどが多数。特にWei選手は作業が早く、注目を浴びていた。

 この競技会における最大の敵は、何といってもプレッシャーだ。普段どれだけ正しいプロセスでバイクの修理を丁寧に行っていたとしても、応援に駆けつけた家族や同僚や上司、審査員を含めたヤマハのスタッフ、大量の報道陣など、多数の視線や期待にさらされる中で、しかも制限時間内で正確な作業を迅速にこなさなければならないのである。過去には、指が震えてまともに作業できない選手もいたという。

 今回も例えば、カナダ代表のDarren Stout選手は両親が来ていたし(イスを用意してもらってStout選手のブース眼前でどっかりと観戦)、米国代表のJeremy Leigh Talley選手は婚約者が応援し、今大会最年少21歳のWu Chang Wei選手は、かつてWTGPに台湾代表として2位を獲得したお父さんが駆けつけていた(お父さんが果たせなかった優勝が目標)。

 さらに日本代表の井口友臣(いぐち・ともしげ)選手は、奥さんとお子さんふたりと、両家の両親、さらには所属する販売店の袖ヶ浦ホンダの社長や部長、同僚10名など総勢17名が応援に駆けつけていた。緊張のあまり、まともに指が動かなくなったり頭が真っ白になったりするのも当然の環境といえよう。強いメンタルが求められるのもWTGPなのだ。

→ 次ページ:
日本代表・井口選手の競技の様子をお届け!

井口選手はいかに奮戦したか!

rp181105-02-12.jpg

午前中の故障診断競技が終わり、午後のお客様対応競技の前に井口選手へのインタビューが行われた。ゼッケン13は自身の誕生日が13日なのでラッキーだと思ったそうだ。また、好きなバイクはオフロードで、ヤマハ製バイクに乗っているという。

 21名の選手は、Aグループ10名、Bグループ11名に分かれ、一方のグループが故障診断競技を行っている間に、もう一方がお客様対応競技を行うという流れだ。まずは、井口選手を中心にスポーツモデルクラスの動向をお伝えする。Bグループの井口選手はまず故障診断競技からの挑戦となった。

 Bグループで井口選手と同じスポーツモデルクラスに挑んだのは、カナダのBret Hart選手、フランスのAdrien Cousin選手、フィンランドのVille Sundberg選手の3名だ。

 「MT-09」の故障箇所は、後ほどのインタビューで井口選手が「まさかこんなメインの部分が壊れているとは思いませんでした」という設定。その周辺の小さいパーツが壊れていると思っていたという井口選手は、最終的に「打つ手がなくなって、そこしかないとなりました」という。しかし時間はかかったが、Bグループの4選手の中では一番手でエンジン始動に成功した。

rp181105-02-14.jpg

故障診断用の専用PCソフト「ヤマハダイアグノスティックツール(YDT)」のマニュアルと首っ引きの井口選手。スポーツモデルクラスの選手は特に「YDT」の内容の確認で少し時間がかかっていたようだ。

 エンジン始動についてはポイントに重きが置かれており、もし同じ数だけの項目にチェックがついていたとしても、エンジン始動できたか否かで変わってくる。井口選手は最初にエンジン始動に成功したことで期待されたが、実はこのあと伸び悩んでしまう。後にインタビューで、「最初にエンジン始動できたことで安心してしまい、そのあとの作業がスローペースになってしまいました」と油断を認めていた。

 最終的にチェックがついた項目は、井口選手が27項目中16項目で、カナダのHart選手が19項目、フランスのCousin選手が13項目、フィンランドのSundberg選手が11項目だった。エンジン始動は井口選手とHart選手のみだ。

 Aグループの故障診断競技のスポーツモデルクラスの4選手の記録は、以下の通り。オーストラリアのDarren Stout選手が22項目、オランダのAlan Simmonds選手が19項目、ロシアのIvan Pozdeev選手が14項目、米国のJermy Leigh Talley選手が14項目。全員がエンジン始動に成功した。

日本代表は過酷! 報道陣が一極集中したお客様対応競技

rp181105-02-11.jpg

井口選手のブース前で、お客様対応競技を待つ日本の報道陣ら。まだ競技開始まで間があったため、ほかの選手を撮影している報道陣もいるが、このあと、どんどん井口選手を撮影するために集中してきた。

 お客様対応競技では、日本人選手は非常に厳しいプレッシャーにさらされる。というのも、お客様対応競技は、各選手が母国語でお客様役のスタッフと対話するからだ。そのため、特にテレビクルーはほぼすべてが井口選手に貼りついていたのではないかという集中ぶり。

 テレビカメラが回り、音声を拾うためのマイクが何本も突きつけられ、スチルカメラマンはすき間を見つけてはあらゆる角度からフラッシュを焚きまくる。その上、井口選手は親類7名、社長以下、上司と同僚が10名の総勢17名の応援団と、母国代表ということで大勢のヤマハスタッフも注視する状況での競技である。これで緊張してしまったか、井口選手は奮闘するも33項目中25項目に。スポーツモデルクラストップは、フィンランドのSundberg選手の31項目だった。

rp181105-02-15.jpg

真剣な表情でお客様対応競技に挑んでいる井口選手。多くの報道陣が集中する中、奮戦した。

コミューターモデルクラスはどうだった?

rp181105-02-16.jpg

Wu Chang Wei選手の故障診断競技の様子。バイクは、排気量320ccの「YZF-R3」。周囲から注視されてもプレッシャーをものともせず、的確に作業を進めていく。本業は学生で、平日は学校から帰ってきてからお父さんのお店で手伝っているという。週末はレースの現場でメカニックなどもしているそうで、そうしたプレッシャーのかかる環境でメンタルも鍛えたのだろう。

 ここまで、井口選手を中心にスポーツモデルクラスの動向をお伝えしてきたので、続いてはもうひとつのコミューターモデルクラスについて。同クラスで最も注目を集めていたのが、親子2代でWTGP台湾代表となったWu Chang Wei選手。Chang Wei選手は故障診断競技でプレッシャーをものともせず、次々と作業を的確に素早く進めていく。しかも、決して粗雑に工具やバイクを扱うことがない。

 どの選手も母国での厳しい予選を勝ち抜いて日本にやって来たのだが、Chang Wei選手は明らかにレベルが頭ひとつ抜けており、エンジン始動がとても早かった。そして27項目中23項目にチェックがつき、2クラス合わせた21選手中で最多をマーク。まさに別格だった。

 さらにChang Wei選手はお客様対応競技でも、33項目中の28項目にチェックがつき、高得点をマーク。お客様対応競技では、お客様役はわざと「安いオイルにしたいんだけど、なぜダメなの?」といった意地悪な質問もするのだが、21歳の若さとは思えないホスピタリティと知識、そしてコミュニケーションスキルを発揮して優秀な成績を収めた。

 ちなみにコミューターモデルクラスのお客様対応競技でトップだったのは、インドネシアのAndhi Sulistyo Haryo Prakoso選手。唯一の33項目パーフェクトを達成した。

rp181105-02-17.jpg

インドネシア代表のAndhi Sulistyo Haryo Prakoso選手。お客様対応競技で、33項目すべてにチェックがつき、唯一となるパーフェクトを達成した。

→ 次ページ:
両クラスで優勝したのははたして…!

そして栄冠をつかんだのはこのふたり!

rp181105-02-19.jpg

カナダの選手としては初めての優勝となるBret Hart選手。

 世界の約3万4000名のヤマハ二輪整備士を代表する21選手は、全員が全力で競技に臨んだ。そしてWTGP2018で優勝し、世界ナンバー1となったのは以下のふたり!

【スポーツモデルクラス】
Bret Hart(ブレット・ハート)選手(カナダ)
【コミューターモデルクラス】
Wu Chang Wei(ウー・チャンウェイ)選手(台湾)

 両選手は、インタビュールームで優勝した感想を聞かれ、Hart選手は「夢のようです。叶うと思ってなかったので、叶って非常に嬉しく思っています」とコメント。授賞式では自身が勤めるディーラーの社長が鍛えてくれたことを感謝し、感銘の涙を流していた。

 一方のChang Wei選手は「父が以前出場して2位を取っていました。父よりも上の優勝を目指したいと思っていましたので、優勝できて非常に嬉しいです」とした。授賞式でコメントを求められた際は、感極まってコメントできない状態だった。

rp181105-02-18.jpg

左がWu Chang Wei選手で、中央がお父さん。右はお客様対応競技でお客様役を演じたスタッフ。Chang Wei選手はお父さんの果たせなかった優勝を見事に果たした。息子が自分を超えてくれたことを誇りに感じない父親などいるわけがなく、お父さんも非常に嬉しそうだった。

 一方、惜しくも優勝に手が届かなかった井口選手もコメント。「参加できてよかったなと思っています。全選手が本気で競技に臨んだ中で、その中のひとりとなれたことが嬉しいです」とした。また、2020年の次回大会に参加する選手に対しては、「日々の作業だったり業務だったりを一生懸命作業していけば、答えがあると思います」とした。

 普段、縁の下の力持ちとして、スポットが当たりにくいのが整備士。各国の代表選手たちの多くがコメントしていることだが、ヤマハがこうした大会を開いてくれることを非常に誇りに思うということだった。

 次回大会は、東京オリンピック・パラリンピック大会がある2020年。日本人選手が再び栄冠に輝けるか、今から期待したい。

rp181105-02-20b.jpg

参加選手全員で記念撮影。

2018年11月13日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

ヤマハ・バイク関連記事

外部リンク

この記事をシェア

  

応募する

応募はこちら!(4月30日まで)
応募はこちら!(4月30日まで)