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最終更新日:2018.08.08 公開日:2018.08.08

シトロエンの新製品!乗り物酔いを解消するメガネ!

シトロエンが乗り物酔いを解消するメガネを発表

フランスの自動車メーカー「シトロエン」が発表したメガネ「SEETROEN(シートロエン)」

 仏PSAグループの自動車メーカー「シトロエン」は7月5日、乗り物酔いを解消する画期的なメガネ「SEETROEN(シートロエン)」を発表し、同社のウェブサイトで販売を開始した(日本での販売は未定)。価格は99ユーロ(日本円にすると約12,900円)。

 シトロエンは、1919年に創業した老舗自動車メーカー。第二次世界大戦後に大ヒットした大衆車2CVで有名だが、前輪駆動方式(いわゆるFF)やモノコック構造を早くから採用したり、ガスとフルードを使った独自のサスペンション機構「ハイドロニューマチック・サスペンション」を開発するなど、ユニークな技術指向の会社でも知られている。一目見ればシトロエンだとわかる、存在感のあるデザインも同社の特徴だ。

 そんなシトロエンが開発した乗り物酔いを解消するメガネとは、ー体どのようなものなのだろうか? 

ユニークなデザインが目を惹く「SEETROEN(シートロエン)」

瓶底メガネのような分厚いフレームだが、真っ白なリングと青い液体で近未来的なデザイン。

 一見すると大人気アニメ「ドラえもん」を彷彿とさせるユニークなデザインのメガネだがどんな方法で乗り物酔いを解消するのだろう。

 乗り物酔いは、目と内耳から脳に送られる情報にズレがあるとき、脳に混乱が生じ、自律神経が刺激されて引き起こされる症状。特に近年、スマートフォンやタブレットを見ながら乗り物に乗る機会が増えたことで、乗り物酔いをする機会は増えている。このメガネが誕生した欧州では、子どもから大人まで3000万人以上の人々が慢性的な乗り物酔いに悩まされ、実に3人に1人が人生に一度は経験しているそうだ。

 このメガネには、もともと船乗りのために開発された「ボーディングリング」という技術が使用されている。通常のメガネより太く作られたリングの中を動く青い液体が、この技術のポイント。着用者の正面と横のリングの中で、乗り物の動きに合わせて青い液体が揺れることで水平を感じることができる。これによって乗り物酔いの原因となる目と内耳との感覚のズレを修正するそうだ。

使用方法はなんとワンステップ!かけるだけ!

スマートフォンやタブレットの普及で大人でも乗り物酔いを感じる機会が増えている。

 使用方法は簡単で、乗り物酔いの兆候を感じたらすぐにメガネをかけ、一点を見つめてながら10~12分程度待つだけ。たったこれだけで気分の悪さが解消できるのならば、使わない手はないだろう。

 ちなみにメガネのレンズ部分は、度なしのガラス製なので、通常のメガネの上からかけることもできるそう。一本手に入れれば、家族みんなで共有できるので経済的だ。デザインがとてもユニークなので、子どもがかけている姿はなかなか可愛いものがある。旅先で、家族それぞれがこのメガネをかけている姿を写真に収めれば、ユニークな思い出の一枚ができそうだ。

 これからの夏休みシーズン、旅行中の乗り物酔いを心配している方も多いのではないだろうか? 簡単に使用できるこのメガネが、そんな乗り物酔いを解消する1つの選択肢になってくれそうだ。

2018年8月3日(JAFメディアワークス IT Media部 大槻 祐士)

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