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クルマ最終更新日:2018.03.14 公開日:2018.03.14

カーシェア中に自損事故発生! そのときどう対応するべき?

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個人間のカーシェアでは、基本的に連絡はスマホアプリを通じて行うこととなる。事故発生直後に実際にアプリを通じて受信したドライバーからの第一報。一見何ともないようだが……

 最近ではすっかり定着したシェアリングエコノミー。中でもカーシェアは必要なときにだけ用途に応じた車を使えるとあって大人気だ。特に個人間のカーシェアリングは、スマホアプリで貸したいオーナーと借りたいドライバーをマッチングし、24時間単位で安価に利用が可能。利用料金や燃料代の清算もアプリ内で完結できるため便利だ。しかし、その便利さの裏にリスクは存在しないのだろうか? 誰もが漠然と不安を感じてはいるものの、他人の車を運転することについてのリスクをついつい忘れがちだ。このことついて、実際にシェアオーナー(車の所有者)としてシェア相手に自損事故を起こされた体験をもとに解説する。

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バックでガードレールと接触した結果、マフラーが大きく変形し、リアバンパー樹脂部分を溶かしてしまっている。

事故発生時に必ずすること

 まずは、運転者として、事故発生直後にやるべき対応をおさらいしておこう。この内容は、自分が所有する車であっても、シェアした車であっても基本的には変わらない。

・応急救護処置(人身事故の場合)
・緊急退避処置
・警察や消防への緊急通報
・保険会社への連絡

 保険会社への連絡は、自身で契約している保険を使うか、カーシェアのための強制加入保険を使うかで連絡先は異なる。次に、自分の車では必要ないが、カーシェアでは必要になる対応をあげる。

○カーシェア運営会社への連絡
 シェア中に事故を起こしてしまったことをカーシェア運営会社に報告し、その後の対応を相談する。

○シェアオーナーへの連絡
 事故を起こしてしまった事実を告げ素直に謝罪。その後で修理等の今後の対応について相談することとなる。シェアオーナーが修理対応を検討する上でも事故直後の写真を撮り送付する。

→ 次ページ:
カーシェアでぶつけたら保険は使える?

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修理中は、すべてシェア期間となる。今回、シェアオーナーとして私がシェアした車両は輸入車のため、右側マフラーエンドピースの取り寄せに時間がかかる。ただし走行上の問題はなかったので、一旦事故を起こした人とのシェアを終了し、部品が入荷したところで、事故を起こした人とのシェアを再開し、修理を行った。

保険と事故車両に対する補償

 次に、保険による車両に対する補償を考えてみよう。今回、私が経験したのは物損事故のため、あくまで車両の修理に関する保険の話である。

 カーシェアを仲介するサービス提供者によって保険に対するスタンスはさまざまだが、大抵の場合、以下の二つになるようだ。

①所有者自身が加入する保険の車両特約で賄う(特約も適用が多いので注意が必要)
②ドライバーに車両補償付の1DAY保険への加入を義務付け

 今回の場合は②だったため、一定の免責(5~10万円程度)をドライバーが負担するだけで残りの修理費用は保険会社から支払われた。ただし、修理期間中はシェア中とみなすため事故を起こしたドライバーには利用料金が発生し続けるので注意。また、1DAY保険は車両に対する補償額の上限が300万円程度のものがほとんどのため、足りない場合に備え所有者は車両特約に加入しておくことが望ましいと言える。

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すべての修理が完了し、事故前以上に綺麗になった印象

リスクを理解した上で利用するべき

 今回、ドライバー側として自損事故を起こした際の金銭的負担は、前述の通り免責と営業補償のみだった。だが、その他にも所有者に対する謝罪や修理の手配、警察や保険会社、カーシェア運営会社とのやり取りと対応の手間などがあり、精神的負担も大きかったことだろう。もちろん事故を起こさない丁寧な運転を心がけることが大切だが、万が一の事故に備えて、事前に所有者・ドライバーの双方が保険の加入状況や事故発生時の補償範囲を確認しておくなど、適切にリスクをコントロールし、賢く利用することが望ましい。

2018年3月14日(雨輝・山里 真元)

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