クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく

クルマ最終更新日:2018.02.06 公開日:2018.02.06

【ジャパンキャンピングカーショー2018】日産「グランピングカー」市販化へ。 まずはメーカー系から徹底紹介!

 2月2日から4日まで幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2018」。キャンピングカーの展示会としては日本最大を誇り、展示台数は約360台を数えた。

 近年、自動車メーカーの出展も増えており、今回はメーカー本体としては日産、メルセデス・ベンツが出展。

 さらに、トヨタの子会社で特装車および架装を手がけるモデリスタも出展したり、ホンダの子会社で純正パーツやコンプリートカーを手がけるホンダアクセスがキャンピングカービルダーのホワイトハウスとコラボレーションして開発した車両を展示。そのほか、三菱のディーラーである西尾張三菱自動車も出展した。

「NV350キャラバン グランピングカー」18年中に発売決定!

np180205-01-01.jpg

日産「NV350キャラバン リチウムイオンバッテリー搭載グランピングカー」。ベースのグレードは「DX(ワイド幅/ハイルーフ)」。リチウムイオンバッテリーは昨年の発表時は12kWhだったが、8kWhにして軽量化。出力も3系統から2系統にすると同時に、家電の使用中にも充電できるようにした。18年中に、キャンピングカービルダー向けに市販化を予定している。

 昨年の同展示会で参考出品された、日産「NV350キャラバン リチウムイオンバッテリー搭載グランピングカー」(NV350グランピングカー)。軽量化やバッテリーシステムの配置などを行い、18年中にキャンピングカービルダー向けに発売されることが発表された。次ページでは、その1台として発表された、日産プリンス東京販売直営のキャンピングカーショップ「日産ピーズフィールドクラフト」による、「NV350グランピングカー」ベースの「NV350キャラバン LIB」も掲載した。

 最大の特徴は、EV「リーフ」などで磨いてきた技術をベースにした、新開発のリチウムイオンバッテリーシステムを搭載していること。8kWhのバッテリーにより、エアコンや電子レンジ、冷蔵庫、IH調理器、TV、LEDライトなど、多彩な家電を使用可能だ。自宅のような快適さを提供できるということで、従来のキャンピングカーよりもワンランク上ということで、”グラマラスなキャンピングカー”を意味する「グランピングカー」と命名されている。バッテリーシステムのスペックは以下の通りだ。

【バッテリーシステムスペック】
総電力量:8kWh
出力:100V・1500W・2系統
充電:単層/交流/100V/50-60Hz
充電時間:6時間

np180205-01-02.jpg

展示車両では、後部スライドドアを開けると、バッテリーシステムが設置されていた。次ページの日産ピーズフィールドクラフトが発売を予定している「NV350グランピングカー」ベースの「NV350 キャラバン LIB」は、後部スペースが同じレイアウトになっており、ソファの下にバッテリーシステムが収まるようになっている。

→ 次ページ:
「NV350グランピングカー」ベースの1台!

日産ピーズフィールドクラフトの「NV350 キャラバン LIB」

 「NV350グランピングカー」ベースのキャンピングカー「NV350 キャラバン LIB」の販売を発表したのが、日産ピーズフィールドクラフトだ。車名の「LIB」はリチウムイオンバッテリーを意味すると同時に、「Life Is Beautiful ~人生は素晴らしい~」という意味合いも持たされている。なお、「NV350グランピングカー」が一般販売ではなく、ビルダー向けのベース車として市販化されるのは、その方がより多くの人に利用してもらえると日産が考えているからだという。

np180205-01-03.jpg

「NV350 キャラバン LIB」。「NV350グランピングカー」ベースのキャンピングカーとして参考展示された1台。発売は秋以降を予定しており、価格は未定。IH調理器具、ルームエアコン、冷蔵庫、液晶テレビ、LED照明などを標準装備する予定だ。

np180205-01-04.jpg

車内を後方から。座席の3列目からラゲッジスペースにかけては、キッチンに改造されている。

np180205-01-05.jpg

レイアウトは、「NV350グランピングカー」と同じ。バッテリーシステムは左側のソファの下にある。

「NV200 バネット マルチベッドワゴン」

 また日産は、「NV200バネット」ベースの新モデル「NV200バネット マルチベッドワゴン」を初披露した。人数や用途に合わせてスペースのアレンジが利くのが特徴だ。さらに2列目シートをフラットにし、ラゲッジスペースのベッドシステム後半部分を展開すると、全長1715mm、全幅1270mmのベッドとして利用することが可能だ。またオプションとして、ベッド裏に収納でき、高さ調整も可能な小型テーブルも用意されている。

np180205-01-06.jpg

「NV200バネット マルチベッドワゴン」。ベース車両の「NV200 バネット」は、バン・ワゴン車「NV」シリーズの1台で、「NV350 キャラバン」よりひとつ下のサイズ。「NV200 バネット」は基本的には業務用途だが、同車はレジャー用途の1台となっている。

np180205-01-07.jpg

左側にあるのが、オプション設定の可倒式&高さ調整機能付きの小型テーブル。ベッドは4分割になっており、前は2列目シートになり、後ろは左右に跳ね上げて収納する。このテーブルは、跳ね上げたベッドの裏にくっつける形で収納できるようになっている。フロアパネルは、ロンリューム加工が施されており、撥水性が持たせられている。

→ 次ページ:
メルセデス・ベンツのキャンピングカー!

Vクラスベースの1台を日本初披露したメルセデス・ベンツ

 メルセデス・ベンツが、プレミアム・アウトドア・ミニバンとして日本初披露したのが、17年1月に欧州市場向けに発表された「V 220 d マルコポーロホライゾン」。「V220 d」をベースとした、車中泊を考慮したアウトドア向けの1台で、遂に日本市場にも投入された。「V220 d」との見た目の大きな違いは、ルーフがポップアップ方式に改装されていることだ。

 そのほか専用装備が充実しており、回転式の前席シート、ラゲッジルームセパレーター、ポップアップルーフ内のリーディングライト、カーテンなどを用意している。

np180205-01-08.jpg

メルセデス・ベンツ「V 220 d マルコポーロホライゾン」。ポップアップルーフに改装されている点が大きな特徴。これにより、車内でも高さを確保でき、また就寝スペースも増やせる。税込み価格846万円(税別)という、プレミアムな価格だ。

np180205-01-09.jpg

2列目の独立シートと3列目のベンチシートを倒すとフラットになるので、ベッドとなる。またポップアップルーフ内もベッドとなる。

ホンダアクセスはペットのための1台!

 愛犬家のためのアクセサリー類をいくつも用意しているホンダ。今回は、子会社のホンダアクセスが、キャンピングカービルダーのホワイトハウスとコラボレーションし、「フリード+」ベースの「DOG LOVER」を展示した。愛犬と共に出かけられるクルマがなかなか見当たらないということで、20台限定で作られたのがこの「フリード+ DOG LOVER」である。

np180205-01-16.jpg

ポップアップルーフは高さ方向に余裕を持たせられるので、車内で立ったまま着替えることもでき、バンコン、さらには軽キャンパーなど、車内の空間が限られているキャンピングカーには必須の改装となっている。

→ 次ページ:
モデリスタのアウトドア向け3モデル

モデリスタは「ハイエース」ベース2モデル+「ノア」ベースを出展

 トヨタの特装車やカスタマイズカーなどを手がけるモデリスタ。まずひとつは、東京オートサロン2018で披露されたワンボックス「ハイエース」をベースにした「ハイエース “リラクベース”」の「Type II」。それに加え、特別仕様車「ハイエース スーパーGL “ダーク プライム”」の進化版「MRT(マルチ・ロール・トランスポーター)」の「Type II」、ミニバン「ノア」にエアロキットを装着し内部はベッドキットを備えるなどしてアウトドア向けに仕立てた1台が展示された。

np180205-01-10.jpg

「ハイエース “リラクベース”」。「ハイエース」50周年を記念してモデリスタが開発したアウトドア志向のコンプリートカーで、17年11月に発売を開始した。ロアグリルガーニッシュやホワイトカラードバンパー、フォグランプカバー、ホワイトリボンタイヤ風に見えるアルミホイールに加え、ボンネットやピラーがブラックアウト処理されているなど、レトロファッションな雰囲気をまとった1台。

np180205-01-11.jpg

「ハイエース “リラクベース”」の車内。ベッドキットが装着されており、展開した状態。たたんでシングルベッドにしてテーブルのように使ったり、すべてたたんで荷室を広く使ったりできるなど、用途に合わせてレイアウトを変更できる。

np180205-01-14.jpg

モデリスタの「ハイエース」ベースの特別仕様車「スーパーGL “ダークプライム” MRT Type II」。外観にスタイリッシュさを求めたモデリスタのコンプリートカー「ダークプライム」のラゲージスペースのユーティリティーさを求めたのが「MRT」シリーズだ。フロア仕様の「Type I」と、フロア+トリム仕様で車中泊もしやすいベッドキットをオプションで追加できるのが画像の「Type II」。

np180205-01-15.jpg

「ハイエース スーパーGL “ダークプライム” MRT Type II」の車内。手前にある半分たたまれた装備が、ベッドキット。このキットを展開して、さらに2列目シートも倒すとベッドが完成する。

np180205-01-12.jpg

「ノア」にモデリスタのオリジナルエアロキットを追加。フロントディフューザー(アンダースポイラー)やリアスポイラーなどが加えられている。

np180205-01-13.jpg

ベッドキットを装着しており、車中泊も可能となっている。

→ 次ページ:
三菱はディーラーが出展!

三菱はディーラーがキャンピングカーを展示!

 最後はディーラーの西尾張三菱自動車が展示したクルマたちを紹介。ベースとなった車両は、プラグインハイブリッド車「アウトランダー PHEV」、ミニバン「デリカ D:5」、軽自動車「ダウンボックス」ベースのキャンピングカーたちだ。

np180205-01-17.jpg

16年式「アウトランダー PHEV:POP」。ベースは「アウトランダー PHEV G-Navi」。ポップアップルーフに改装されたているほか、ハイブリッド車ならではの100Vコンセント(給電システム)も備える。

np180205-01-21.jpg

「アウトランダー PHEV:POP」の車内。ベッドは電気で保温するタイプ。これまた、ハイブリッド車ならではの強み。

np180205-01-19.jpg

17年式「デリカ D:POP」。ベースは「デリカ D:5 D-Power」。こちらもまたポップアップルーフに換装されている。

np180205-01-22.jpg

「デリカ D:POP」の車内。手前に見えるのは、ハイマウント型の常設ベッド。

np180205-01-20b.jpg

軽ワンボックス「タウンボックス」ベースの「キャンピングカーII “ふらっと”」。

np180205-01-23.jpg

テーブル、ベッドセットに加え、特徴的なのが引き出し。小物を入れたり、小型の調理器具などを収納できたりする。

2018年2月6日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

この記事をシェア

  

応募する

応募はこちら!(6月2日まで)
応募はこちら!(6月2日まで)