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クルマ最終更新日:2017.03.23 公開日:2017.03.23

嫌なムレをシャットアウト! アウトドアに嬉しい「空調リュック COOL PACK」の実力は!?

 春先から夏にかけて一気に楽しむ人が増える、登山やキャンプなどのアウトドアレジャーシーン。そんなとき、両手が自由になるリュックはとても便利だが、通気性の問題から背中とリュックの間に熱と汗が発生してしまう。リュックの利用者なら、誰でも背中に不快なムレを感じた経験があるのではないだろうか。

 また、通勤や通学でリュックを使っている人もかなりいることだろう。暖かくなって外出しやすくなる反面、これからの時期はリュックを背負う人にとっては苦手な時期となってくる。この背中のムレは、リュックの永遠の課題といってもいいかもしれない。

自分のリュックに使えて不快な背中のムレをカット!

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「空調リュック COOL PACK」はリュックに装着しても違和感のない薄さを実現。背中とのリュックの間にファンの風を送る仕組みだ。

 株式会社空調服は、社名と同じ「空調服」シリーズで人気のメーカーだ。小型ファンの力で服の中に外気を取り入れ、身体の表面に風を流し、汗を気化させることで涼しく快適に過ごせるようにするという仕組みを持つ衣服だ。汗をかきやすいツナギなどがラインナップされている。

 そんな同社がこの4月に発売する「空調リュック COOL PACK」は、そうした空調服シリーズの技術が活かされた製品となっている。

 同製品はリュックそのものではなく、リュックと背中の間に挟むスペーサーとファンで構成されている。要は、自分の持っているリュックに装着でき、ファンが背中とリュックの間に空気を流し込むことで熱と汗の発生を抑制し、快適に背負っていられるというもの。外周のサイズが96cmを超えないリュックで利用可能だ。

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上の画像2点は赤外線のサーモグラフ。空調リュック COOL PACKのファンが可動すする前と後で明らかに温度変化がある。左下は、風の流れを表したもの。左側のファンが吸い込んで背中側に吹き出す。右上は小さくてわかりにくいが、バッテリーポケット。

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空調リュック COOL PACKの特徴に迫る!

特許技術のスペーサーがリュックと背中の間に通気スペースを確保

 ファンがどれだけ空気を吸い込んだところで、リュックと背中の間にスペースがなければ、空気は流れることができない。そこで重要になってくるのが通気スペースである。その重要な役割を担っているのが、同社で独自開発された「スーパースペーサー」だ。

 スーパースペーサーは荷物の入ったリュックを支えられる強度がある一方で、フレキシブルでクッション性にも富んだ素材となっている。そのため、背中が痛い思いをするようなこともなくスペースが確保され、空気の流れを可能にしている。

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空調リュック COOL PACKの裏面にはファスナーがある。電池ボックス(もしくはバッテリー)、スペーサー(左下が拡大画像)、ファン、ケーブルを取り出して丸洗いも可能。

アウトドアでも使いやすい重さや連続使用時間

 またこうしたアウトドア系電気機器で気になるのが、重さやサイズ、連続使用時間などだ。空調リュック COOL PACKは電源を除いて約300gで、背負うのに大きな負担にならない重さといえるだろう。サイズも縦55cm×横51cm(突起物、取り付けひもを除く)とコンパクトなサイズに収まっている。

 電源は購入時は電池ボックスが用意されており、その際の送風量は「強」で約8.0リットル/秒、「弱」で約4.0リットル/秒。連続使用時間は、2000mAhの乾電池「エネループ」を使用の場合、「強」で約8.5時間、「弱」で約44時間となっている。

 なお、オプションのリチウムイオンバッテリー「Li-Pro I」を利用すれば、さらに大きな送風量と長時間使用を実現できる。4段階の設定が可能で、最強だと約14リットル/秒で約10時間、最弱で約5リットル/秒で約48時間以上だ。

 空調リュック COOL PACKの価格は7992円(税込)。楽天で予約を受付中だ。

2017年3月23日(雨輝・石渡拓磨)

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