アルファロメオの未来像を示す新型「クオレロッソ」、2+2クーペのコンセプトカーがパリモーターショー2026で発表!【新車ニュース】
ステランティスは10月12日に開幕したパリモーターショー2026において、アルファロメオの未来像を示すコンセプトモデル「Cuorerosso(クオーレロッソ)」を世界初公開した。
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目次
“赤いハート”でアルファロメオの新章をスタート
クオーレロッソによってアルファロメオは、本質的な精神に立ち返り、デザインにおける新たな章をスタートさせ、スタイル、機能、テクノロジーの解釈における出発点を示す。
1910年の創設以来、イタリアンスポーツの象徴であるアルファロメオにとって、車は単なる移動手段ではなく、感情を呼び起こし、五感を刺激し、ドライバーとの深い絆を生み出すもの。
車名は感情の普遍的なシンボルであるハート「Cuore」と、スポーティさの代名詞であるレッド「Rosso」を組み合わせたもの。このふたつの要素は、調和して鼓動し、コンセプトを超えてブランドの未来の方向性を示すメッセージを発信する。
常に進化し続ける伝統は、ステランティスにおけるプレミアムスポーツブランドとしてのアルファロメオの役割を決定づけ、21世紀の効率的なスポーツ性を体現する役割を担っている。
アルファロメオおよびマセラティのサント・フィチリCEOはこのように述べている。
「アルファロメオは常に、人々を運ぶだけでなく、彼らの心に何かを呼び起こすことができる車を創造してきました。イタリアの精神、スポーティさ、そして情熱という独自の文化に支えられた、この人間と機械のつながりこそが、私たちのすべての車をアルファロメオたらしめているのです。クオーレロッソでは、このアイデンティティを未来へと継承します。それは、さまざまなエネルギーソリューションに開かれた未来であり、テクノロジー、機能、そして品質が常に感情とドライビングプレジャーのために捧げられる未来です。これこそが、私たちが考える『ベレッツァ・ネセサリア(必要な美しさ)』です。運転を愛する人々のためにデザインされ、時代を映し出し、同時にアイコンとなる車を創造することなのです」
グランツーリスモのキャラクター×スーパーカーの存在感とダイナミズム
アルファロメオ・クオレロッソ|Alfa Romeo Cuorerosso
全長4700×全幅1980×全高1331mm、ホイールベース2930mmという寸法が与えられた2+2クーペは、力強いスポーティなプロポーションとエレガントなラインとサーフェスを組み合わせ、グランツーリスモのキャラクターと、スーパーカーの存在感とダイナミズムを融合させている。
空力においては、車の純粋で途切れのない形状、「Coda Tronca (コーダ・トロンカ=切り詰められたテール)」、ボディワークに組み込まれた低いディフューザーという3つの主要要素によって表現。これらの要素が組み合わさることで、空気抵抗係数は0.28を達成する。
フロントマスクは中央の盾型グリル「スクデット」と、左右のエアインテークやヘッドランプを組み合わせた、伝統的な三つ葉型のフロントデザイン構成「トリロボ」が、アルファロメオを実感させる。
スクデットはバックライト付きで、アルファロメオのエンブレムで描かれている十字架とビショーネ(蛇)が心臓のように鼓動する光のシグネチャーを生み出す。同じ鼓動はウェルカムライトにも反映され、クオーレロッソにまるで生きているかのような存在感を与えている。
スクデットを起点にボンネットに広がるラインは、水面を移動するボートの航跡からインスピレーションを得たものだ。
側面から見ると、フロントからリヤまで伸びる特徴的なウェッジラインがボディワークに緊張感と力強さを与え、アルファロメオの伝統と空力効率への絶え間ない研究から生まれた最も認知度の高いコードのひとつであるコーダ・トロンカへと至る。
従来のドアハンドルは消え、ドアはルーフのタッチコントロールで開閉。コンセプトカーのスポーティな性質をさらに強調しているのは、完全にフラットなウィンドウ、ボディワークに統合されたロゴ、そしてインテリアへのアクセスをさらに壮観にする観音開きのドアだ。
ドアミラーも洗練されており、イタリアントリコロールで装飾されたインレイが連続して施されているその形状は、視覚的な質量と前面表面積を減らし、空気の流れを促進するためにボリュームを分割する空力スラットのパターンを刻んでいる。
鍛造ホイールは、2+2+2のスキームに従って3本のスポーク上に配置された6つの円形要素によって、象徴的な「ダイヤル」デザインを再解釈。スクデットの形状の開口部と三角形の溝によって、軽量化と空力効率を両立させている。
リヤビューは、ボディに完璧に統合されたスクデット型のウィンドウが特徴的で、コーダ・トロンカにはふたつの円形ライトが収められている。
アルファロメオ・クオレロッソ|Alfa Romeo Cuorerosso
クオーレロッソにおいて、情熱、スポーティさ、そしてアルファロメオのアイデンティティを象徴する色は、単なる色の選択以上の意味を持っている。それはコンセプト全体に流れ、その認識を形作り、内側から外側へ、そして外側から内側へと伝播していくエネルギーとなっている。
ボディワークにおいてこのエネルギーは、微細なアルミニウムベースと着色された透明層の組み合わせによって得られる新しいリキッドインクレッドという色で表現され、ほぼ無限の視覚的奥行きを生み出す。
光は表面を透過し、内部から反射することで、色が液体金属と白熱した溶岩の間に浮かんでいるように見え、クオーレロッソのモノリス(一枚岩)のような彫刻に一種の内なる輝きを与える。光が当たると強烈で鮮やかに見え、観察角度が変わると黒に変化し、色が単に表面に塗布されているのではなく、クオーレロッソが内側からのエネルギーによって照らされているかのような印象を見る者に与える。
ふたつのメーターが物理的にひとつに⁉︎
アルファロメオ・クオレロッソ|Alfa Romeo Cuorerosso
インテリアもまた、軽やかさを通して表現されたダイナミズムという同じ考えが反映されている。シンプルさとドライバー中心主義を体現し、包み込むようなフォルムと人間工学に基づいたシートは、伝統的なバケットシートのコンセプトを現代的なセンスで再解釈。その結果、まるでドライビンググローブのように乗員を包み込むスポーティで没入感のある空間が生まれ、同時に綿密に設計された人間工学に基づいた快適さも実現した。
ダッシュボードは、1967年の「33ストラダーレ」と、その新しく発売された同型車のアーキテクチャーからインスピレーションを得たもの。薄く水平な横方向の動きが、軽快さ、安定性、技術的な制御の認識を強調し、ドアパネルへの連続性まで空間を視覚的に拡張している。
車とのインタラクションは必要最低限に絞り込まれ、本当に必要な場合にのみ情報とコントロールを表示することで、ドライバーと同乗者が車内体験を楽しめるように最適化されている。
アルファロメオ・クオレロッソ|Alfa Romeo Cuorerosso
ドライバーの前方には2つに分かれているメーターが物理的にひとつに統合する「Cannocchiale Vivente(カンノッキアーレ・ヴィヴェンテ)」が備わる。直訳すれば「生きている双眼鏡」だ。
英語のイマーシブ(没入感のある)を意味する「Immersivo(インメルシーヴォ)」構成では伝統的な2要素の設定を維持し、コンセントレート(集中する)を意味する「Concentrato(コンチェントラート)」構成では、2つの望遠鏡が物理的に1つに統合され、過去のレーシングカーに見られた計器の本質を想起させる。
運転への関与度が高まるにつれて、情報は徐々に減らされ、絶対的に必要なものだけが残される。この技術は各ブランドの独自のアイデンティティを維持しながら、時間とともにますます直感的でパーソナライズされ、進化する車内体験を提供するように設計されたステランティスのデジタルプラットフォームである「STLA SmartCockpit」でさらに発展する可能性を秘めている。
3本スポークのステアリングホイールは、電子制御のステアバイワイヤシステムが採用され、機械的な制御からの触覚および音響フィードバックがドライバーとの直接的なつながりを強化。常にアルファロメオとドライバーの間の特権的な接点であるステアリングホイールは、車との物理的な関係においてさらに中心的な役割を担う。
この感覚的なつながりを完成させるのが、センターコンソールに配置された「マグマディスプレイ」で、デジタルタッチサーフェス、ロータリーダイヤル、ドライブモードセレクター、トグルコントロールが一体化されたものだ。人間工学に基づいたシートと相まって、このコンソールは必要な時に直感的で即座にアクセスでき、シンプルかつ正確な操作が可能になる、包括的な環境の創出に貢献する。
究極バージョンとして2.9L V6フルハイブリッドの四輪駆動を想定
アルファロメオ・クオレロッソ|Alfa Romeo Cuorerosso
クオーレロッソは、アルファロメオが将来を見据えて採用しているマルチエネルギーアプローチを先取りしている。フル電動、プラグインハイブリッド、マイルドハイブリッド、フルハイブリッドソリューションを含む幅広い選択肢を提供することで、ブランド独自の価値を損なうことなく、多様な使用ニーズに対応する。
こうした考えに基づき、アルファロメオは究極のパフォーマンスモデルとして、2.9リッターV型6気筒フルハイブリッドに「Q4」全輪駆動、トルクコンバーター、カーボンファイバー製ドライブシャフトを組み合わせた構成を想定。この構成はアルファロメオの哲学に基づき電動化を解釈し、技術革新をドライビングプレジャーとスポーティさの向上に役立てるものだ。
動画=アルファロメオ公式YouTubeチャンネルより




