新型アルピーヌ「A310ビジョン」が登場! 往年の名車を再解釈したワンオフコンセプトがパリモーターショー2026で披露【新車ニュース】 | KURU KURA(くるくら)

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公開日:2026.10.14

新型アルピーヌ「A310ビジョン」が登場! 往年の名車を再解釈したワンオフコンセプトがパリモーターショー2026で披露【新車ニュース】

アルピーヌA310ビジョン|Alpine A310 Vision

アルピーヌは10月12日に開幕したパリモーターショー2026において、1971年に発表された個性派スポーツカー「A310」からインスピレーションを得たワンオフのデザインコンセプト「A310ビジョン」を公開した。

アルピーヌA310ビジョン|Alpine A310 Vision

文=細田 靖

写真=アルピーヌ

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A310のライン、プロポーション、スピリットを再解釈

アルピーヌの歴史における数々の名車のなかでも「A310」は特別な位置にある。ベルリネッタによって築かれたブランドの歴史をさらに発展させるべく、初代A110の後継として1971年に発表されたこの2+2クーペは、ひと目でそれとわかる印象的なシルエットが際立っていた。その引き締まった幾何学的で斬新なデザインは、アルピーヌならではのスポーティさを表現したものだ。低く、幅広く、彫刻的な存在感は、矢印の「A」のロゴとブランドの前進する勢いを体現するものとして構想された。

A310 の4気筒モデルが55周年、そしてV型6気筒モデルが50周年を迎えるにあたり、A310ビジョンはこのアルピーヌのアイコンのライン、プロポーション、スピリットを自由に再解釈することで、このふたつの系譜に敬意を表している。

アルピーヌ デザインチームは、スタジオの中心に置かれたA310を生きた参考資料として作業。手描きのスケッチ、ボリュームの観察、ラインの分析を行った。目標は70年代のデザインの本質、つまりシンプルで表現力豊かで時代を超越したデザインでありながら、現代的な解釈も提供するものだ。

アルピーヌのルーツを探求するなかで、レトロフューチャーな再解釈が生まれた。それは、もしA310が現代のデザイン言語、素材、手段で設計されていたらどうなっていたかを想像するというもの。

アルピーヌA310ビジョン|Alpine A310 Vision

アルピーヌA310ビジョン|Alpine A310 Vision

A310ビジョンでデザインチームは、A310を再現するのではなく、その意図を拡張することを目指した。斬新なシルエット、明確なデザイン、ひと目でそれとわかる存在感、そして紛れもなくアルピーヌらしいエモーション。このコンセプトは初期の4気筒バージョンの純粋さと、ワイドフェンダーを備えたV6バージョンのより力強いキャラクターの両方を取り入れている。

その結果生まれたのは、将来の量産モデルの発表というよりも、アルピーヌの伝統を創造的に探求する試みとして構想された、独立したデザインコンセプトだった。

その堂々としたプロポーションは、低く、幅広く、彫刻的なスポーティさを表現。サイズは全長が4.55m、全高が1.18m、後部最大幅が2.03m、そしてホイールベースが2.45m。

アルピーヌの「A」字型ホイール(初期モデルのフルメタルホイールを彷彿とさせる三角形の形状)を装着したA310ビジョンは、アルミニウム製のボディワーク、F1マシンからインスピレーションを得た有機的な処理を施したブラックのロアセクション、そして半透明のキャビンのグラスエリアとのコントラストを際立たせている。

新プラットフォーム「APP」が未来のアルピーヌスポーツカーを切り拓く

アルピーヌA310ビジョン|Alpine A310 Vision

アルピーヌA310ビジョン|Alpine A310 Vision

A310ビジョンは、次世代モデル向けに新開発された軽量アルミ製プラットフォームの「APP(アルピーヌ・パフォーマンス・プラットフォーム)」によって可能になった創造的な自由度を体現している。実用的なモジュール性を維持しながらスポーツカーの限界を押し上げるように設計されたこのプラットフォームは、新たなプロポーション、新たなボリューム、そしてアルピーヌのデザイン言語の新たな解釈を探求することを可能にした。

始動時に車の個性を際立たせる「ポップダウン」効果を生み出すフロント屈曲部に組み込まれたヘッドライト、シャープでありながら柔らかな輪郭を持つ「Sダクト」を組み込んだボンネット、そして車体中央を貫き後方に向かって消失点を作り出す「Yゼロ」ブレードなど、すべてがこのアプローチに貢献。

アルピーヌA310ビジョン|Alpine A310 Vision

アルピーヌA310ビジョン|Alpine A310 Vision

2分割式のリヤウイングは、氷や山々を連想させる透明感を活かしており、ブレード形状のリヤライトは走行時のダウンフォース機能も兼ね備えている。

主にエク​​ステリアデザインに特化したA310ビジョンは、コンセプトの真髄であるコックピットの雰囲気を半透明で垣間見せる。有機的な形状のHi-Fiの世界からインスピレーションを得た物理的な操作系が特徴的。このインテリアデザインは、コンセプトの本来の意図である、自由で感情豊かで、アルプスのスタイルを深く探求するという目的を損なうことなく、視覚的な体験を拡張するように設計された。

A310ビジョンは、アルピーヌが懐古主義に陥ることなく、その伝統を再解釈する能力を実証したものだ。APPが提供する可能性を最大限に活用することで、同社は未来のアルピーヌスポーツカーを想像するための、新たな創造的探求の領域を切り拓く。

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