インスタント・クラシックとして、生産終了後わずか3年の「アバルト124スパイダー」も。モデルによっては円換算で1千万円超の値札が付けられていた。以上3点はヤングタイマー/ヤングクラシックが得意な新興ショップ「ルオーテ・ダ・ソーニョ(夢のホイール)」の出展から。
ボローニャ「アウトモト・デポカ」で。1993年「ジャガーXJ220」と並べて展示されていた1991年「ホンダNSX」。走行約7万9千キロメートルで、11万ユーロ(約1720万円) のプライスタグが添えられていた。ナンバープレートの右には、イタリア古典車協会(ASI)による認定バッジが貼られている。
手前は「アルファ・ロメオSZ」の姉妹車「RZ」。1995年式で価格は9万3千ユーロ(約1460万円)。
屋外展示スペースにもインスタント・クラシックのクルマが。走行僅か8100キロメートル、マニュアルシフトが売りの「アルファ・ロメオ・ブレラ」は価格応談。参考までに、イタリアの中古車検索サイトでは、同程度のブレラが、2万5千ユーロ(約392万5千円)で販売されているのが確認てきる。
トリノを本拠とする「アウトビアンキ保存会」のブース。「A110」はヤングタイマー市場で、入門者から長年のファンまで安定した人気を誇る。アバルト仕様は高額だが、修理を楽しむ心の余裕があれば、標準仕様が2千ユーロ(約31万円)台から手に入る。
フィアットの公式へリティッジ部門は、本社工場の構内車だった2001年初代「パンダ4✕4」をフルレストア。希望者に販売するとアナウンスした。
ある民間ショップの展示から。この2代目パンダは、2007年にアバルト部門へ納車された個体。ロールバーやスパルコ製シートなどが奢られている。走行たった284キロメートルで、希望価格は1万9千ユーロ(約298万円)。
ヒストリックカー・ショーだが、新型車の披露も。アルファ・ロメオは、2023年8月にリリースした新「33ストラダーレ」を一般公開した。
ミラノのカロッツェリア「トゥリング・スーペルレッジェーラ」は、新作「アレーゼRH95グリージョ・アルティコ」をお披露目した。
2002年「三菱ランサーエボリューションVIIMR」は、5万6600ユーロ(約888万円) 。
こちらのランサーエボリューションは1996年のⅣ。走行18万キロメートル。価格応談だが、冒頭のホンダNSX同様にASIのヒストリックカー登録済ゆえ、税金や保険が優遇される。
スバルのスポーツ系モデル専門ショップが展開したブース。その壮観さに、多くのビジターが圧倒されていた。
説明が始まると、若者たちが次々と集まってきた。
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