2022年06月13日 19:21 掲載

ライフスタイル もしクルマが水没してしまったら? 車内から脱出する方法とは。

もし運転中に、自分のクルマが水没してしまったら? 豪雨や台風が多くなるこれからの季節。万が一のトラブルに備えて、事前に脱出方法を知っておきましょう。

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文=くるくら編集部
資料提供=国土交通省

水没しても慌てない!

(c)あきよしごろー - stock.adobe.com

 今年も梅雨の季節がやってきました。これから夏にかけて心配になるのが、豪雨や台風などによる道路の冠水です。令和元年には台風19号による影響で車内で被災した方が相次いだほか、令和2年7月も多くの方が豪雨により車内で被災。ドライバーや同乗者が亡くなる事故が相次ぎました。

 御存知の通り、クルマはエンジンやモーターで駆動し、電気装置によって制御されています。そのため、水深が車両の床面部を超えてしまうと、最悪の場合、エンジンやモーターが停止して移動できなくなるおそれがあります。そして恐ろしいことに、水深がドアの高さの半分を超えると、ドアを内側から開けることがほぼ不可能になります。

 想像しただけでもゾッとしてしまいますね。しかし、転ばぬ先の杖! 備えあれば憂いなし! 万が一、自分が運転するクルマが水没してしまってもパニックに陥らないよう、車内からの脱出方法についてご紹介したいと思います。

こんなに危険! 水害時に冠水した道路を走った場合のリスク。
<資料提供=国土交通省>

こんなに危険! 水害時に冠水した道路を走った場合のリスク。

水没した車両からの脱出方法とは?

 車両が水没した際には、以下の(1)〜(4)の手順にそって、速やかに車内から脱出してください。

水没した車両からの脱出手順<資料提供=国土交通省>

(1)水位が低いうちにドアを開けて脱出する。

(2)水圧等でドアが開かない場合は、窓を開いて脱出する。

(3)ドアも窓が開かない場合は、脱出用ハンマーで窓を破砕し脱出する。
※ただし、フロントガラスに使用されている「合わせガラス」は割れません。さらに一部の車種では、ドアガラスやリアガラスにも「合わせガラス」が採用されている場合があるので注意が必要です。

(4)それでもダメな場合も、あきらめないでください! 浸水して車内外の水位が同じになるとドアが開く可能性が高まります。

1台に1本! 脱出用ハンマーはドライバーの必須アイテム

 クルマの窓ガラスは、走行中の安全性確保のため、十分な強度を有しており、専用の道具を使わず破砕することは困難です。自動車の窓ガラスを破砕する専用の道具である「脱出用ハンマー」は、カー用品店やホームセンターなどで3,000円程度で入手することができます。まさかの時のための"命綱"として、1台に1本、備えておきましょう。脱出用ハンマーには、いくつかの種類があります。自分で扱えそうなものを選ぶと良いでしょう。

脱出用ハンマーには、いくつかの種類があります。使いやすものをお求めください。
<資料提供=国土交通省>

え!? 脱出用ハンマーでも割れないガラスがある!

 脱出用ハンマーを準備していても、割れないガラスがあります。それが「合わせガラス」です。合わせガラスとは、2枚のガラスの間に特殊フィルムをはさんで接着しているもので、破るのが難しく、割れても粉々になりません。

 通常はフロントガラスのみに使用される合わせガラスですが、一部の車種では、ドアガラスやリアガラスにも使用されていますので、自分のクルマの合わせガラスはどこに使用されているのか不明な場合は、自動車販売店などに確認しましょう。

脱出用ハンマーでも割れないガラスがある!

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