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クルマ最終更新日:2017.01.14 公開日:2017.01.14

【TAS17続報】ロータス史上最速の量産車「3-イレブン」、日本で販売開始

 明日15日まで開催の東京オートサロン2017(幕張メッセ)。編集部オススメのカスタムカー・チューニングカーや、会場で発表された最新モデルなどの情報をお届けする。


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ロータスの特徴であるフラットなアンダーパネルを見せるため、「3-イレブン」は宙づりで展示。

 ロータスカーズの日本正規販売輸入総代理店のエルシーアイは初日の13日、全世界で311台の限定生産であることが発表されているロータスの新型オープンカーで、同社の量産車の中では最速を記録した「3-イレブン」の日本国内での販売を開始したことを発表した。国内でのデリバリーの開始は17年秋頃を予定。

 3-イレブンにはロード(一般公道)バージョンとレースバージョンの2種類がある。今回ブースで展示されたのは、一見派手なカラーリングであることからレースに見えるかも知れないが、16年末に届いたばかりのロードだ。

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3-イレブンを真横から。どんなスーパーカーだろうと、ほぼ間違いなく市販車なら用意されているはずの、クルマ必須ともいえるあの大きなパーツがない!

あのパーツまでなくした!? 軽量化を徹底追求した3-イレブン

 ロータスは「余計なものはない方がいい」というコンセプトで常にスポーツカーを開発しており、もちろん3-イレブンもその基本コンセプトに従って設計・開発されている。

 もはや現在のロータスの設計では、最低限これがなければクルマという機械が成立しないという極限まで到達しているのではないかと思われたが、実はまだ外せるものがあったことを、3-イレブンで証明した。なんと、ドアをなくしてしまったのだ!

 なぜドアをなくしたかというのは、もちろん軽量化のためだ。余計なものを取り外すのは、そもそも軽量化が念頭にあるからである。

 ドアをなくしてしまって、F1などと同じようにハコの構造にしてしまえば自動的に剛性を確保できるので、補強する必要もなくなり、それだけ軽く作れるようになるというわけだ。

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助手席側ももちろんドアはない。なので、パッセンジャーに乗ってもらう際も、サイドバーを乗り越えてもらう必要がある。

 もちろん、安全性まで犠牲にしているわけではない。ロードのロールケージには、側面衝撃保護のために2本のサイドバーが取り付けられている。そしてレースの方には、さらに追加のバーが取り付けられており、モータースポーツの国際基準はきちんと満たしている。

 そんなドアのない3-イレブンにどうやって乗るのかというと、もちろんオープンカーなので、横からサイドバーを乗り越えてコックピットに入る(助手席側も同様)。この車に乗って、女性をドライブに誘う際には注意が必要だ。

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1トンを切る車体にV6・3.5Lハイパワーエンジン!

カーボン複合材も採用して軽量化を達成

 もちろん、ドアをなくしただけでは軽量化といっても限度はある。そこで3-イレブンで採用されたのが、ボディにカーボン複合材を使用することである。FRPの同等品を採用した場合に比べて40%も軽量になるという。

 なお、すべてカーボン複合材でできているわけではなく、ロータスが得意とする、シャシーには押し出し結合アルミが採用されている。

 こうした努力の結果、ロードが925kg、レースは890kgという、1トンを切る重量(乾燥重量)を実現したというわけだ。

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さまざまなパーツにカーボン複合材を採用し、軽量化が図られている。

エンジンは「エヴォーラ400」のV6・3.5L改良版を搭載!

 そして、軽量化されたボディに搭載されるパワートレインが、「エヴォーラ400」で採用された、V6・3.5L水冷インタークーラー付きスーパーチャージャーエンジンの改良版。

 最大出力が7000rpmでロードが461ps(306kW)、レースが466ps(343kW)。最大トルクはロードが410Nm(41.8kgm)/3000rpm、レースが525Nm(53.5kgm)/3500rpmというスペックだ。

 最高速度はロードが時速280km、レースが時速290kmと、スーパーカーとしてはやや物足りないものがあるのは事実だが、0-時速100kmまでにかかるタイムは、ロードで3.4秒、レースに至っては3.0秒という、間違いなくスーパーカーのスペック。

 ちなみに、同じロータスの中でも「エキシージS」が4.0秒、「エキシージ スポーツ350」が3.9秒。ほかのメーカーのスーパーカーで公称値が発表されているものを挙げると、例えばフェラーリ「488GTB」は3.0秒(車両価格税込3070万円)、ポルシェ「911 ターボS スポーツクロノパッケージ装着車」が2.9秒(車両価格税込2599万円)という具合だ。

 このバツグンのダッシュ力により、ロータス本社の工場があるベセルトのテストコース(ベセルラック)を1分22秒でラップし、ロータス史上最速の量産車となったのである。

 車両価格はロードが1495万8000円(税込)、レースが2025万円(税込)だ。

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ロータスのマシンの特徴が、底面がフラットなこと。最高速を出しやすいこと、高速走行の安定性など、メリットは大きい。

2017年1月14日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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