【TAS17速報】塗装はここまで再生できる!の実車が見られる 99ブース
東京オートサロン2017(幕張メッセ)がいよいよ開幕。メーカーの報道発表などを中心に、初日の模様をお届けする。
オートサロンのソフト99ブースには、赤いフィアット・パンダが展示されている。
「レトロカー再生の道」はご覧いただけただろうか? 以前、本稿でも紹介させていた だいたが、21歳を迎えた高齢の車の、そのボディが、そのホイールが、綺麗に生まれ 変わる様子をレポートしたサイトだ。
そのモデルが95年式の、この赤いフィアット・パンダである。右半分は経年によるく たびれが露わな塗膜。左半分はスタッフの手によって磨き上げられたボディ。あー、 21年間のお肌の荒れも、見事に化けきった。と、左右を見比べるとわかる。
正面から見たところ。退色がひどいボンネットだけは塗装したが、それ以外は磨き上げだけで輝きを取り戻せたという。
後ろから見たところ。こちらは塗装ナシ、磨き上げただけ。リアウインドウの透明度の違い、ルーフの樹脂部分の黒の引き締まり方にも注目だ。
昨年、この車の再生を始めた時、その塗膜は、ウェスで強くこすると剥がれ落ちるほど劣化していたという。そのホイールは、キャップがナットを外さなければ取れない 構造のため、21年間の油汚れがホイールと一体化するほど固着していたという。
それでも、おれたちには、そんな車でも愛をもってキレイにすることができるんだぜ 。
ケミカルメーカー・ソフト99の意地を見せつけられた気がした。
高価な再塗装に出さなくても、ここまでキレイになるものだ、という確認するにはもってこい。ブーススタッフによると、オートサロンが終わると、右半分もキレイに磨き上げられてしまうという。左右の違いが確認できるのは、15日までだ。
99ブースは北ホール9。
(JAFメディアワークス IT Media部 濱崎 暢)