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ライフスタイル最終更新日:2017.10.13 公開日:2017.10.13

これって、原野商法ですよね?

前島と申します。
現在57歳。妻と娘と3人で東京在住です。
父は、20年近く前に他界しており、
80歳を過ぎた母は、
埼玉の実家で、ひとりで暮らしております。

先日、母のところに、
亡くなった父の名前で往復ハガキが届きました。
(株)日本○○開発というところから、
「下記の土地周辺所有者の方々より、
当社に土地の管理・測量工事および土地売却の依頼があり、
その関係上、お尋ね致したいことがありますので、
ご面倒でもご返信いただきたく……」云々。
そこに書いてある住所は北海道の大沼に近い山林で、
確かに、かつて、父が北海道の土地を購入したことは聞いておりました。

母が言うには、風呂敷に包まれた登記権利証書らしき書類も家にあるとのこと。
そのハガキと父が遺した登記権利証書一式を送ってもらいました。

それから数日後、奇しくも、朝日新聞社会面に、
〈昭和の「原野商法」被害者、再び標的 注意呼びかけ〉
というタイトルの記事が出ておりました。

「まさに、この往復ハガキのことではないか!」
と、気づいたのです。

Google Earthで、その住所を確認しました。
大沼から近いとはいえ、鬱蒼とした森であることは確認できました。
そんな土地、いまさらどうしようもないと思うのですが、
どうすればいいでしょうか。
このハガキに対応するのも、大変恐ろしい気もしております。
よろしくお願いします。


純一

放っておけばいいです

現状でとくに不利益を被ってないなら、放っておけばいいです。
老いた親が
「子に負の遺産を残したくない」と焦りを持つこともあるそうで、
最近の原野商法はその心理を巧みについてくるのです。

ほんとにGoogle Earthは便利ですよね。
現状、空から確認する限りは、
知らない間に、誰かが土地を占拠してしまっているということはない、
ということですから、ますます、放っておいていいと思います。

ただ、亡くなったお父様の名でハガキが届いたということは、
相続登記が済んでないということですね。

何世代にもわたって、
相続登記がされないままになって、
もはや現在の権利者が誰なのかもわからなくなっている、
という問題も最近、よく聞きます。
「負動産」と呼ばれ、有効利用しようにも権利者が不明、複雑すぎる、
という問題ですね。
なので、
相続登記くらいはやっておいたほうが、前島さんの子孫のため、
ということはあるかもしれません。
が、とにかく、いまは放っておくのがいいと思いますよ。

他の人のアドバイスも聞きたい

恵子

天空

天空

あのころは忙しかった

あったなぁ、原野商法。
二束三文にもならないような土地を、
「高速道路ができる」「新幹線が通る」「リゾートホテルができる」
なんて大計画をぶちあげて、売りつけるんだな。
30年くらい前に、もう、私らの業界で大流行したよ。
いやぁ、あのころは忙しかった。
重機入れて、ちょちょいと木を倒したり掘り返したりして、
そこに客を連れてくれば「お、ほんとに工事がはじまるんだ」なんて、
おかしいくらいにコロリと信じるわけでさ……。
いやいや、私が直接、詐欺行為を働いたわけじゃないよ。
そういう頼まれ仕事もあったってことでさ……。
土建屋にとっては、重機を運ぶのなんて朝飯前なんだから。

で、また最近、そうやって売りつけた土地をネタに、
「測量する」だの「看板立てる」だの「広告を出す」だの
年寄りをだまして金をむしる取る輩が出現してるらしい。
30年前にだまされた人たちが老人になって、また、だまされる……。
悲しすぎる。
なので、前島さん。そのハガキは詐欺だから、連絡してはいけない。

お母さんには、あなたという息子がいてよかったよ。
心配なのは、身寄りのない老人たちだな。
お母さんに事情を話して、
せめて、近所の老人たちに話を広めてもらったほうがいいと思うよ。

他の人のアドバイスも聞きたい

純一

恵子

恵子

お父さんの思い出を

そうそう、その新聞記事、私も読んだ。
「1回だまされた土地だけど、今度は、ほんとに売れるかもしれない」
って、思っちゃうんだねぇ。
「ただ同然の土地が、少しでもお金になるから」
とか、
「そんなものを子孫に残してはいけない」
とか、
そういう親ゴコロも利用するんだねぇ。ひどい話よ、まったく。

前島さんのお母さんに、そんなハガキが来ちゃって、
ちょっと気が滅入るかもしれないけど、
でも、ここは、気持ちを切り替えて、
お母さんと旅をしてみるのは、どうかしら。
私も行ったことあるけど、北海道の大沼は、いいところですよ。
雪が降る冬の間は大変だから、
いまから、来年の夏くらいに向けて計画を立てる。
函館でおいしいもの食べて、大沼に行って、
お父さんの遺した土地を見てくればいいじゃないですか。

「こんなところ、なんで買っちゃったんだろうねぇ」
なんて、お父さんの思い出バナシをすれば、
きっと、お母さんにとっても、いい旅になると思うんだけど。

他の人のアドバイスも聞きたい

純一

天空

ライター・松尾の右往左往

はい。詐欺ですね。
おいしい話は疑ってかかる。これは基本です。

でも、30年前に、そうやってだまされたかもしれない、
なんていう負い目につけこんで、さらなる詐欺を考えつくっていうのは、
まったく許せない話です。

前島さんは幸いGoogle Earthでチェックしたってことですから、
その映像をお母さんに見せてあげたらどうですか。
「こんなところだよ」って。
「ひゃあ、びっくりだねぇ」
って、お母さんも納得じゃないでしょうか。

それにしても、天空がかつての原野商法で暗躍していた、とは……。
でもまぁ、ペテン師天空ですからね、さもありなん。
本人は、まったく無関係って笑ってますけど、その笑いかたが、
どうにも遠い目をして「あのころは、儲かったなぁ」みたいな……。
許せませんね。

恵子の提案は、ちょっと、ウルウルしちゃいました。
ほんとに、そういう旅が実現できれば、いいですね。
だまされたって話が、すてきなおもい思い出づくりに変わるなら、いいじゃないですか。

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