高校3年生の次女が、まったく勉強する気にならないようです。
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47歳。男性です。
高3の次女が、大学には行きたいとはいうものの、
この時期になってもまったく勉強する気にならないようです。
この年齢になって勉強する習慣のない子に、
どうしたら勉強するためのやる気スイッチを押せるでしょうか?
よろしくお願いします。
山田一郎

ボク、実子いないし
子どももいないぼくに、どうしてこういう質問をするんですか?
ああ、でも、由佳理の娘・花子については、我が子のようにかわいがってるし、それなりにきちんと、しつけている気でもいるんです。
なので、いや、だから? いやいや、けれども?
とにかく「勉強のやる気スイッチの入れかた」については、よくわかりません。
子どもを見ていて思うんですけど、自分のやりたいことは、まわりがなにも言わなくても、ガンガンやりますよね。止めるのに苦労するくらい。気に入ったオモチャなら、いつまでも遊んでます。
結局のところ、そういうことではないんですかね。
「高校3年生になって、勉強する習慣のない子」なんだったら、
誰がなにを言っても勉強はしないと思うし、たとえやったとしても、身につかないような気がしますけど……。
違いますかね。
生意気言って、すみません。
「大学に行きたい」って言うなら、
「大学に行って、なにするの?」ってところを、しっかり聞いてあげるのがいいんじゃないですか。もしかすると、大学になんて行ったって無駄かもしれないし。たた遊びたいからっていう理由だけで大学に行っても、いいことないんじゃないですか。
それだったら、働くということを目標に、あれこれと話し合うほうがいいと思いますけど。
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天空

お父さんが勘違いしてる
この「お悩み」を読んで、まず思ったのは、このお父さんが勘違いしてるってことだな。
だって「娘はオリンピックに行くべきなのに、ちっとも運動しない」とか「娘は大物アーティストになるはずなのに、ちっとも歌わない」とか「シェフとしてやっていくって言うけど、包丁も握らない」っていうふうには、悩まないわけだよね。
なんで?
なんで「大学には行く」っていうのが前提になってるの?
「大学にさえ行っておけば」とか「せめて大学くらい出てくれ」ってことなの?
「まったく勉強する気がない」のだったら、大学になんて行かなくていいんじゃないの?
大切なのは、お父さんが、娘さんと、しっかりと人生について話し合うことだと思うなぁ。お父さんが「自分の人生は失敗だった。せめてもうちょっと勉強して、いい大学を出てればよかった」と本気で思うなら、本気で、そういう話を娘とするべきだね。
「実は、こんなことをしたい。こんな仕事をしたい」なんて話を、娘としたことないだろう?
そこが問題なんだと思うよ。
まったく勉強する気がない子が、これから大学受験に向けて勉強するより、自分の興味のあることに向けて勉強するほうが大切なんじゃないの?
IT関係とか、アニメとかコスメとか、アパレルとか、流通とか、イベントとか、ペット関係とか、創る、売る、見せる……昨今のわが国には、あらゆる仕事があるし、いろんな生きかたがある。そういう話を、親として娘としっかりと話してみるべきさ。
「自分の人生だから、自分で決めるしかないけど、高校3年生というタイミングで、ちょいと父親とそういう話をしてみないか」っていうふうに、娘さんと向き合うべきだね。
「いまなら、少しだけかもしれないけど、アドバイスとか、金銭的な援助とか、そういうふうに父親として助けてあげられるかもしれないから、話してみないか?」っていう姿勢が大切だと思うけど。
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バンジョー

「恋のスイッチ」しかないね
勉強をやる気になる「やる気スイッチ」……そんなスイッチがあるのかなぁ。
あるとすれば「恋のスイッチ」しかないね。
恋のスイッチの入れかたは、かんたん。
ワインを飲みながら、目をしっかりと見つめて、熱く語る。
これしかないよ。
熱い言葉が心を溶かす。
そう考えてみれば、
勉強のやる気スイッチも同じかも。
お父さんが、目をしっかり見つめて、熱く語るしかないんじゃない。
ワインは飲まなくて、いいけど……。
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ライター・松尾の右往左往
高校3年生の女の子ってことなので、娘がいる親がいいと思って、まずはバンジョーに相談してみました。バンジョーの娘って、実はいい大学を出て、なかなかすごい外資系有名ブランドに就職したんですよね。だから、いい回答が聞けるかと思ったんですけど、実にこのテイタラクでした。
「恋のスイッチ」なら入れられるって、馬鹿ですね。
けど、こういう親だからこそ、反面教師になって、娘はちゃんと勉強したのかもしれません……というか「しっかりと目を見つめて、熱く語る」っていうのは、意外に本音かも、と、思いました。
山田一郎は、花子ちゃんに対してすごい子煩悩なので、訊いてみました。
大学受験なんてまだまだ先の話ですが、「大学に行ってなにをするのか、しっかりと話すべし」というのは、なるほどって感じです。最終的にバンジョーと似たようなことを言っているのが、おかしかったですけど。
天空は、天空らしい言いかたで、答えてくれたような気がします。
「なんのために大学に行くのか」とか「どうやって生きていくのか」とか、きっとティーンエイジャーにとっては、とても深刻な問題なのだと思います。おとなの私たちですら「これから先」が見えない時代なのですから。
だからこそ、大学受験なんていう小さな範囲ではなく、それより先の人生のこととして、親子でしっかりと話し合うっていうのが大切ではないのか、と、3人の回答を聞いて思いました。