車中泊できる場所を専門家が解説! 道の駅・RVパークなど種類別の特徴も紹介。
車中泊は、道の駅やRVパークなどで手軽に楽しめるアウトドアとして人気を集めています。しかし、場所によっては車中泊が禁止されているケースもあるため、車中泊に出かける際には場所選びに注意しなければなりません。そこでこの記事では、キャンピングカー専門誌の編集長を長年つとめ、車中泊にも詳しい渡辺圭史さんに、車中泊ができる場所や車中泊スポット選びに役立つサービスなどを解説していただきます! これから車中泊を始めたい方や、車中泊初心者の方はぜひ参考にしてくださいね。
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目次
快適に車中泊するために! 最低限揃えておきたいグッズ&あると便利なグッズ
これから車中泊をするのであれば、以下3つのグッズは最低限揃えておきましょう。
①マット
②照明
③目隠し
また、以下のグッズはあると非常に便利ですので、快適に車中泊をしたいと考えている方はぜひ用意してみてください。
①ウィンドウ用の網戸
②テーブル
③ポータブル電源
それでは、上記のグッズの必要性や便利なポイント、私が実際に愛用している製品などを詳しく紹介していきます。
最低限揃えておきたい車中泊グッズ①マット
マットは車中泊の睡眠環境を整えてくれる、非常に大切なアイテムです。
安眠のためにはフラットな寝床が必要です。しかし、自動車のシートを倒したフルフラットは、実際に寝てみると完全にフルフラットというわけではなく、少し凹凸があったり、素材や硬さの違いが気になったりして寝づらいことがあります。
そんな不具合を解消するのがマットレスです。空気を入れるタイプもありますが、私はウレタンフォームのマットレスで、サーマレスト「リッジレスト ソーライト」を愛用しています。
最低限揃えておきたい車中泊グッズ②照明
車中泊中はエンジンを切って過ごすため、照明がないと車内が真っ暗な状態になってしまいます。
私が車中泊のときに使っているのは、高照度のLEDライト「LUMENA(ルーメナー)」です。フックに吊るして使ったり、手に持って暗い場所を照らすこともできます。
キャンプであれば、コンパクトなランタンタイプでも問題ありませんが、車中泊するときは、なるべく光が遠くまで届くタイプを選ぶことをおすすめします。というのも車内は、シート下やドアポケット付近など光の届きにくい場所が多いので、見えづらいとストレスを感じるのです。明るいライトがあると、ものが落ちたときなど、探すのに便利です。
最低限揃えておきたい車中泊グッズ③目隠し
カーテンはニトリの通販で買った難燃・遮光タイプ。カーテンレールは日中製作所のスリムレール
目隠しのためのカーテンやシェードも用意しましょう。窓にカーテンやシェードがないと、夜でも、体を横にしたときに街灯の光が差し込んできて、眩しくて眠れない……なんてこともあります。
フロントウィンドウにはクルマ用サンシェードを使用
また、外からの視線を遮るためにも必要です。夜間、照明をつけると車内の様子が丸見えになってしまうのは、ちょっと恥ずかしいですね。外から見えないようにすることで「車内に人がいるかもしれない」と思わせ、防犯効果も期待できます。
あると便利な車中泊グッズ①ウィンドウ用の網戸
Aizu(アイズ)の「ウィンドーバグネット」は車種別に設計されたピッタリサイズ
車中泊では、車内で食事をすることも多くなります。食事のにおいがこもらないよう換気のためによく窓を開けるので、虫除けの網戸があると快適です。
ウィンドウ用の網戸は、窓枠にしっかり固定するタイプもあれば、窓部分にかぶせる簡易的なタイプもあります。ご自身の好みやクルマにあわせてチョイスしましょう。
あると便利な車中泊グッズ②テーブル
テーブルがあると、車内生活の質が格段に向上します。クルマの中は意外に平らな面がないので、食べ物や飲み物を置いたり、小物を置いたりできるテーブルは、ぜひ用意したいですね。
あると便利な車中泊グッズ③ポータブル電源
車中泊の旅ではクルマを停止している時間も長いので、スマホをはじめ各種電気機器の充電のためにポータブル電源は不可欠です。
最近はコンパクトかつ大容量のタイプもいろいろ出てきました。
私が普段使っているのは「BLUETTI(ブルーティ) EB70」で、電力容量716Wh、AC出力700Wのパワーが長所。このくらいの容量があると、冬場にひと晩電気毛布を使ったり、動画をのんびり鑑賞したりしても安心です。
まとめ:安心かつ快適に車中泊できる場所を選ぼう!
車中泊は魅力的なカーライフのひとつ。クルマをより身近に感じながら旅をする新しい感覚。一度味わうと忘れられなくなり、またすぐ旅に行きたくなってしまうことは間違いないでしょう。
これから車中泊デビューする方、とくに女性の方には、安心・快適にクルマで宿泊できるオートキャンプ場やRVパークをおすすめします。車中泊が禁止されている場所に泊まって、怖い思いや不快な体験をすることがないようにしてくださいね。
車中泊に興味を持ったのなら、車中泊できる場所を探してみて、実際にアイテムを揃えてみてください。すぐに新しいカーライフがスタートできますよ。
※1 本記事を参考にされる場合は、自己責任にもとづいたご判断のうえ行ってください。
※2 本記事に掲載された情報は、記事公開時点のものです。
*この記事は、カエライフに2021年8月6日に掲載されたものです。施設によって営業時間の変更や休業の可能性があります。おでかけの際には公式HPでご確認ください。また、事前にお住まいの地域やお出かけ先の情報を確認し、ご計画をお願いいたします。
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