激混みの新名神側道が4車線化! 国道24号大久保バイパスの「寺田拡幅」は26年完成へ。現在の整備進捗は?【いま気になる道路計画】
京都府城陽市内において、新名神高速道路の延伸工事と同時に「寺田拡幅」という国道24号大久保バイパスの拡幅事業が進められています。この事業区間は現在、交通容量を大きく超過する「激混み」となっていて、交通渋滞が慢性的に発生しています。早期の開通が望まれる拡幅工事は、いつ開通予定となっていて、2025年7月現在の進捗状況はどうなっているのでしょうか?
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「寺田拡幅」で激混み道路が4車線化!

「寺田拡幅」は、城陽市内の国道24号を対象とする延長2.1kmの拡幅事業です。(資料:国土交通省 京都国道事務所)
京都府城陽市内において、新名神高速道路の延伸工事と同時に「寺田拡幅」という国道24号大久保バイパスの拡幅事業が進められています。
「寺田拡幅」は、新名神高速道路と京奈和自動車道が接続する「城陽JCT・IC」付近から城陽新池交差点までの延長2.1kmを対象に、国道24号の現行2車線を4車線に増やす拡幅事業です。完成すれば、新名神高速を挟んで上下線2車線ずつ、計4車線のバイパスとなります。
国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所によると、現状の事業区間では、交通量が1日2万400台(2023年10月時点)で、交通容量の約1万7100台を大きく超過。朝夕の通勤時間帯を中心に渋滞が多発していて、旅行速度は時速20kmを下回っています。拡幅事業によって4車線化されることで交通容量が拡大し、慢性的な渋滞が緩和されることが期待されています。
さらに同区間は、京都府内における一般国道の平均値よりも死亡事故率が高くなっています。特に渋滞に起因する追突事故の比率は、府内平均の約2倍と非常に高いため、渋滞緩和は安全性の向上にも寄与する見込みです。
また、寺田拡幅と同時に進められている新名神高速の延伸事業が完了することによって、城陽JCT・ICは東西南北線につながる高速道路の交通結節点になります。当該地周辺では、交通利便性の良さから、物流拠点整備や市街地整備が進んでおり、寺田拡幅により道路ネットワークが強化されることで、さらなる企業立地などが期待されています。

新名神高速 城陽JCT・ICは東西南北線につながる高速道路の交通結節点になります。
「寺田拡幅」の工事進捗は?

寺田拡幅の工事進捗状況(2025年5月末時点)。
寺田拡幅の事業はどれくらい進んでいるのでしょうか?
京都国道事務所の資料によると、同事業の用地取得と主要な土工はほぼ完了。2025年5月末時点では、道路舗装や側溝の施工が実施されているようです。なお工事は、現道交通への影響を極力抑えるため、上り線と下り線を使い分けて車線切替えをしながら、段階的に進められています。
京都国道事務所の担当者は、「工程調整を図りつつ、早期開通をめざしています。2025年には下り線をクルマが通れるように切り替え、2026年度までに完成を目指します」と話してくれました。
寺田拡幅の開通予定はこれまで、新名神高速と同時とされてきました。しかし、概ね作業完了の目処がたち、工程調整が整ったため2026年度に開通すると発表されています。なお、新名神高速 城陽JCT・IC~大津JCTの開通予定は2024年度とされていましたが、建設工事が遅れており、2028年度以降になる見通しです。
新名神高速よりも先行して開通予定の寺田拡幅によって、アクセス性や安全性が向上するため、地域住民からは早期の開通に期待が集まります。
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