トヨタが新開発したウインカーが斬新すぎる! 路面に“光る矢印”を投影って一体どういうこと?
5月23日、一部改良を受けたトヨタ・カローラ クロスが発表された。このモデルでは国内で初めて「シグナルロードプロジェクション」が採用されたが、一体どのような機能なのだろうか?
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見通しの悪い交差点等で、歩行者等への早期車両認知へつなげる予防安全機能
新しいカローラ クロスに採用された「シグナルロードプロジェクション(SRP)」は、フロントウインカーと連動して、路面に矢印形状の光を照射するシステムだ。
見通しの悪い交差点などにおいて、歩行者や他の道路利用者に車両の動きを視覚的に伝えることで、早期認知を促し、事故の予防に寄与する。
この機能は、2024年に開催された「人とくるまのテクノロジー展」にて、自動車用ランプの専門メーカー・市光工業が出展した「路面描画プロジェクションランプ」と基本的に同様の技術である。
市光工業によれば、このランプは、より安全・安心な交通社会の実現を目指した新技術であり、歩行者や二輪車などの道路利用者とのコミュニケーションを目的としている。車両の動きや注意喚起を視覚的に伝えることで、接触事故の低減が期待されている。
また、走行音が静かな電気自動車や、死角の多いトラックやバスといった大型車両においても、高い効果が見込まれるという。

「路面描画プロジェクションランプ」イメージ。画像=市光工業
ドライバーだけでなく、歩行者をはじめとした他の道路利用者にとっても、事故防止に役立つこの技術。今後は他メーカーや車種への展開にも期待がかかる。
なお、今回の改良型カローラ クロスでは「Z」および「GR SPORT」グレードにSRPが標準装備されている。
動画=YouTubeチャンネル「【公式】トヨタカローラ福岡」