ドゥカティ×ランボルギーニのコラボバイク第3弾！ 新型「パニガーレV4ランボルギーニ」がミラノデザインウィークで登場【新車ニュース】
ドゥカティとランボルギーニは、4月8日に一般公開が始まった「ミラノデザインウィーク2025」において、コラボレーションモデル第3弾となる「ドゥカティ・パニガーレV4ランボルギーニ」を披露した。
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ドゥカティ×ランボは「パニガーレV4 S」がベース
「パニガーレV4ランボルギーニ」は、イタリアを代表するスーパースポーツブランドで2輪の「ドゥカティ」と、4輪の「ランボルギー二」がタッグを組んで生み出されたコラボレーションモデル。これまで発表された「ストリートファイターV4ランボルギー二」、そして「ディアベル1260ランボルギーニ」に続く第３弾だ。
今回のコラボバイクのベースとなったのは、ドゥカティ最高峰のスーパーバイク「パニガーレV4 S」。このモデルにはMotoGPマシン由来のデスモドロミック・バルブ駆動システムを備えた1103cc V型4気筒エンジン「デスモセディチ・ストラダーレ」を搭載。6速DQS（ドゥカティ・クイック・シフト）を組み合わせ、1万3500rpmで最高出力158.9kW（216ps）を、1万1250rpmで最大トルク120.9Nm（12.3kgf-m）を発生する。
パニガーレV4ランボルギーニの製作あたり、ドゥカティのチェントロススティーレ（スタイルセンター）は、ランボルギー二の新世代フラッグシップスーパーカー「レヴエルト」からインスピレーションを得て、エアロダイナミクスやデザイン、カラーリングを表現。ランボルギー二のチェントロスティーレと、カスタマイズプログラムを担当する「アド・ペルソナム」が共同で仕立てた特別なレヴエルトのイメージを、パニガーレV4ランボルギーニに落とし込んだ形だ。
インスピレーションの源となったレヴエルトは、ランボルギーニ初の高性能ハイブリッドモデル。6.5リッターV型12気筒エンジンに3基のモーターを組み合わせ、システム総合で1015psを発揮。0-100km/h加速は2.5秒、最高速は350km/h以上を主張する。
ランボルギー二・レヴエルト｜Lamborghini Revuelto
パニガーレV4ランボルギー二はヒートシールド、ヒールガード、フロントおよびリヤのマッドガードといったコンポーネントに、すべてカーボンファイバーを採用。カラーは「ヴェルデ・スキャンダル」「グリージョ・テレスト」「グリージョ・アチェソ」の3色が用いられた。シートも専用だ。
鍛造アルミホイールは、このバイクのために特別に設計されており、レヴエルトと同じデザインとなっている。テールピースとウィングは、レヴエルトのラインに沿ってドゥカティのデザイナーによって作り直された。なお、カウルに表示された「63」は、ランボルギーニの創立年である1963年にちなんだ数字だ。
さらに、カーボンエンドキャップ付きのアクラポヴィッチ社製チタンサイレンサーを装備。専用エンジンキャリブレーションと相まって、最高出力は218.5psに。多数のカーボンファイバー製コンポーネントとサイレンサーの組み合わせによって車重は185kgに抑えられ、パニガーレV4 Sよりも約2kg軽量化を達成。
これにより、パワーウェイトレシオは1.15HP/kgから1.18HP/kgに向上している。パニガーレV4ランボルギーニは、このファミリーのなかで最もパワフルで軽量なモデルとなった。
世界限定630台を生産。納車は今年9月からの予定
ドゥカティ・パニガーレV4ランボルギーニ｜Ducati Panigale V4 Lamborghini
ドゥカティのクラウディオ・ドメニカリCEOは、このたびの発表に際してこのように述べている。
「パニガーレV4ランボルギーニの登場により、イタリアを代表する2つのブランドとのパートナーシップは新たな章で彩られ、私たちを鼓舞する価値観、すなわちイタリアの卓越性、スポーティさ、そしてパフォーマンス、そして常に際立つデザインを確固たるものにしています。
ランボルギーニ・レヴエルトにインスピレーションを受け、両社の最もエクスクルーシブで代表的なモデルを結びつけることができました。この選択は愛好家の皆様に、類まれな美しさを持つ、最高にエキサイティングなオンロード体験を提供する唯一無二のコレクターズアイテムをお届けするという、私たちの変わらぬ願いを体現するものです」
一方、ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマンCEOはこのように述べている。
「ランボルギーニとドゥカティという、紛れもない2つのデザイン言語が融合することで、イタリア精神や美しさといった、ランボルギーニを際立たせる価値観が完璧に表現されます。
このパートナーシップにより、ドゥカティはレブエルトのエクストリームスポーツ精神とエクスクルーシブさを見事に解釈し、ランボルギーニのDNAを体現するディテールや特徴的な要素をバイクに落とし込みました。これにより、パフォーマンス、エキサイトメント、そして個性を純粋なランボルギーニスタイルで融合させた、他に類を見ないマシンが誕生しました」
世界限定で630台が生産されるパニガーレV4ランボルギー二、顧客への納車は今年9月から開始される予定だ。
