品川駅と白金台が一本の道でつながる! 環状第4号線の未開通区間はいつできる? 品川駅周辺で整備中。【いま気になる道路計画】
環状第4号線は、港区港南三丁目から江東区新砂三丁目を結ぶ延長約29.9kmの都市計画道路だ。未開通区間となっている港区港南一丁目から同区白金台三丁目までを、品川駅周辺の再開発と合わせて2032年までに整備する。いったいどのような計画なのだろうか?
環状第4号線、品川駅の線路を跨いで2032年に完成予定!
環状第4号線は、港区港南三丁目を起点とし、江東区新砂三丁目に至る延長約29.9kmの環状道路で、東京の重要な幹線道路のひとつとして人流や物流を支えている。
環状第4号線のうち、未開通区間となっている港区港南一丁目から同区白金台三丁目では、羽田空港に近接していること、2027年にリニア中央新幹線の開業予定を見据えていることから、品川駅の再開発と並行して準備が進められている。
同未開通区間は、新港南橋交差点から品川駅の北側を経て国道15号(第一京浜)までを「港南区間」(延長約0.7km)、国道15号から国道1号(桜田通り)までを「高輪区間」(延長約0.6km)、国道1号から都道312号(目黒通り)までを「白金台区間」(延長約0.8km)と、3区間に分けて整備を進めている。この環状第4号線の未整備区間が整備されれば、羽田・臨海部・六本木方面のアクセスが向上するはずだ。なお完成は2032年年度を予定している。
各区間の事業概要は以下通り。
「港南区間」
品川駅の線路上と国道15号(第一京浜)の交差部は橋梁で整備する。これまで品川駅によって東西に分断されていたが、この橋梁の開通により、大きく迂回せずに往来できるようになる。
「高輪区間」
都営浅草線の南側を通り、国道1号の高輪台駅前に到達する計画で、2車線の「さくら坂」や「柘榴坂」など曲がりくねった坂道をショートカットできるようになる。
「白金台区間」
高輪台駅の東側から白金台駅の西側までを結び、商業施設、学校、住居が密集する地域に幹線道路を整備する。