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最終更新日:2024.08.13 公開日:2024.08.11

巨大地震が起きたら安否確認はどうする? もしもに備えて知っておきたい「災害用伝言ダイヤル“171”」と「災害用伝言板“web171”」の使い方。

NTT東日本と西日本では、大規模な災害の発生した際、安否確認、見舞、問合せなどの電話が急増することを踏まえ、災害時に限定して利用可能な「災害用伝言ダイヤル(171)」(電話サービス)」を提供している。サービスの開始(1998年)から25年たち、南海トラフ地震をはじめとした巨大地震の発生も危惧されるいま、改めて、災害用伝言ダイヤル“171”の使い方を覚えておきたい。

文=KURU KURA編集部

資料=NTT東日本・西日本

災害伝言ダイヤル“171”とは?

災害用伝言ダイヤル。(画像:NTT東日本)

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「災害用伝言ダイヤル」は、大規模な災害の発生時、安否を確認する電話の殺到で回線が混雑し、電話のつながらない状態に陥らないよう、災害時に限定して固定電話や携帯電話(スマホ)でメッセージを録音・再生できるボイスメールである。番号は「171」のいないだ。

災害用伝言ダイヤルは、加入電話(プッシュ回線、ダイヤル回線)、公衆電話、ISDN、携帯電話・PHS、IP電話から利用可能。

NTT東日本と西日本のネットワーク上に配置した伝言蓄積装置で伝言を預かり、再生するときもこの装置に接続するため、避難など電話に応答できない、停電や被災で電話を使用できない状況でも安否確認できる。

伝言録音期間は1伝言あたり30秒以内、伝言保存期間は災害用伝言ダイヤルの運用期間終了まで、伝言蓄積数は電話番号あたり1~20伝言となっている。提供の開始は、状況に応じてNTT東日本が設定し、テレビ・ラジオ・NTT東日本公式ホームページ等を通じて知らされる。

災害伝言ダイヤル“171”の使い方

災害伝言ダイヤルで伝言を受け取れるよう、家族や親戚と「キーとなる電話番号」を共有しておく必要がある。「キーとなる電話番号」として設定できるのは、加入電話・ISDN・ひかり電話・携帯電話・PHS・IP電話だ。

「キーとなる電話番号」だが、実家の電話番号でも、父親の携帯電話番号でも暗唱できる番号なら問題ない。

また、家族や親戚など以外に伝言を聞かれたくない場合は暗証番号を設定して録音できるので、必要に応じて4桁の暗証番号も決めておこう。

災害時はインターネットで災害伝言ダイヤルの使い方を調べるのもままならない。いざというときのために、使い方を覚えておきたい。

【録音方法】

  1. 「171」に電話をかける
  2. ガイダンスに従って「1」を入力する(暗証番号を設定するときは3)
  3. 「キーとする電話番号」を入力する(固定電話の番号は市外局番から入力する)
  4. ガイダンスに従い「1」を入力する。
  5. 録音する伝言を話し、最後に「9」を押す

【再生方法】

  1. 「171」に電話をかける。
  2. ガイダンスに従って「2」を入力する(暗証番号が設定されているときは4)
  3. 「キーとする電話番号」を入力する(固定電話の番号は市外局番から入力する)
  4. ガイダンスに従い「1」を入力して伝言を再生
  5. 繰り返し再生は「8」、次の伝言の再生は「9」、伝言の録音は「3」を入力する

災害用伝言板“web171”とは?

災害用伝言版。(画像:NTT東日本)

大規模な災害の発生時には「災害用伝言板」も利用できる。インターネットを経由して災害用伝言板にアクセスし、電話番号をキーとして伝言情報(テキスト)を登録する。この伝言情報は電話番号をキーとして全国で確認できる。追加の伝言を登録することも可能だ。

伝言蓄積数は最大20件(20件を超えると古い伝言から削除され新しい伝言が保存される)、伝言保存期間は最大6ヶ月、伝言の入力文字数は1伝言あたり100文字以下。提供の開始は、状況に応じてNTT東日本が設定し、テレビ・ラジオ・NTT東日本公式ホームページ等を通じて知らされる。

災害用伝言板“web171”の使い方

災害伝言ダイヤルと共用の「キーとなる電話番号」を家族や親戚の間で決めておく必要がある。「キーとなる電話番号」を決めておくことで、災害伝言ダイヤルからも災害用伝言板からも伝言のやりとりができる。

登録方法

  1. 「災害用伝言板(https://www.web171.jp/)」にアクセス
  2. 「キーとなる電話番号」を入力し「登録」をクリック
  3. 伝言登録画面に名前、安否、伝言を入力して「登録」をクリック

確認方法

  1. 「災害用伝言板(https://www.web171.jp/)」にアクセス
  2. 「キーとなる電話番号」を入力し「確認」をクリック
  3. 伝言確認画面に伝言が表示される
  4. 同じ画面から自分の伝言を登録することも可能
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