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クルマ最終更新日:2023.09.01 公開日:2023.09.01

福岡に出没するひよ子のクルマがかわいすぎる!幸せを運ぶ♪はっぴよカーに悶絶。

全国的に人気のある「名菓ひよ子」。実は、ひよ子発祥の地である福岡では、昨年頃からひよ子を模した「幸せを運ぶ♪はっぴよカー」という移動販売車が出没しているという。なんだって……!? これがまた悶絶級のかわいさだったので、ひよ子本舗吉野堂にくわしく話を聞いてみることに。見ただけでは(ひよ子すぎて)判別不能だったベース車両も判明!

文=宮本 菜々(KURU KURA編集部)

資料・画像=ひよ子本舗吉野堂

あの「ひよ子」が公道を走る!!

言わずと知れたひよ子。実は4人家族なんだとか。

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東京でも福岡でも、“かわいくておいしい”人気のおみやげ「名菓ひよ子」。東京とも福岡とも離れたところで生まれ育った筆者は、子どもの頃、出張や旅行のおみやげでひよ子をもらうと大喜びしていたのを覚えている。大人になったいまは、東京みやげとしてひよ子を渡す側になり、帰省したときには、大人から子どもまでよろこんでもらっている。

さて、KURU KURA編集部は、ひよ子発祥の地・福岡で「ひよ子の見た目をした移動販売車を見かける」という情報をつかんで、調べてみることに。福岡の各地でひよ子の移動販売車を見かけるようになったのは昨年頃だという。

というわけで、その「幸せを運ぶ♪はっぴよカー」がこちら。

これが話題のはっぴよカー

ぱっと見で「ひよ子」と認識できるレベルではないか。この再現度の高さに編集部はどよめいた。なんてクオリティなんだ。

まさかのひよこナンバー!?

別アングルから見てみよう。フロントにはひよ子のエンブレム。しかも、ナンバープレートはまさかの「145(ひよこ)」。ナンバーにまでこだわっているのか。

はっぴよカーのお尻がかわいすぎる(市街地の画像 (c) Tetsuya - stock.adobe.com)

続いて、ベース車両の原型をとどめていないバック。かわいらしいお尻に思わずキュンとする。

渋滞の車列でも溶け込むことなく、ひよ子そのもののボディラインと黄色のボディーカラーで、その存在を主張するだろう。絶対に目立つはずだ。

はっぴよカーを展開するとお菓子が……!

もちろん、移動販売車としての機能もばっちり兼ね備えている。車体の真ん中をスライド展開してお菓子を引き出せる仕様。ひよ子のお腹の中からお菓子が……! 引き出した商品棚には、ひよ子をはじめ、人気の商品がずらりと並ぶ。

はっぴよカーのベース車両はあのクルマ!

ひよ子の”皮”に包まれたはっぴよカー。大きさはひよ子何個分? ベース車両は? などなど、その全貌を明らかにするべく、ひよ子本舗吉野堂に問い合わせた。

軽トラの定番! 画像:ダイハツ工業ハイゼットトラック

ひよ子本舗吉野堂によると、ベース車両はダイハツのハイゼット トラックだという。日本では定番の軽トラ。見慣れているはずだが、これだけひよ子化しているとハイゼットと認識するのはむずかしい。わかりやすいのは展開したときだろうか?

 

これがはっぴよカーのスペックだ!!

はっぴよカーの車両規格は、全長3720mm、全幅1650mm、全高2810mm、重量1070kg。お菓子のひよ子のおよそ3万571個分の大きさだという。頭の部分は「幸せな空気が詰まっています」とのこと。

ちなみにベース車両のハイゼット トラックは全長3395mm、全幅1475mm、全高1780mm。はっぴよカーはひよ子の皮をまとった分大きくなっていて、もはや軽自動車ではない。

車高も高く車幅も広いため、風に煽られたりボディをぶつけたりしやすく、運転技術も必要だそうだ。運転技術はもちろんのこと、ドライバーは「幸せを運ぶ」気持ちでハンドルを握っており、安全運転を心がけているという。

創業125周年記念のシンボルカー

ひよ子本舗吉野堂によると、このはっぴよカーは、ひよ子本舗吉野堂創業125周年記念のシンボルカーとして、昨年誕生したとのことだ。

ひよ子の移動販売車のアイデアは、名菓ひよ子を目にしたり口にしたりする機会のない人々と、ひよ子を通してコミュニケーションを取れないかと出されたものだそう。

ひよ子のかわいさを表現するため、とにかく忠実に形を再現することに注力。ひよ子のフォルム、エンブレム、ナンバープレートなど、細部にこだわり、目にしたとき「幸せ」や「楽しさ」を感じられるビジュアルにしたという。

ちなみに、製作費はひよ子45000個分ほどだとか……。

福岡を中心に、ショッピングセンターなどの商業施設、高速道路のサービスエリア、道の駅などに出没しているという。また、東京をはじめ県外にも出張しているので、福岡県在住者以外も遭遇するチャンスはあるかもしれない。はっぴよカーのスケジュールは、公式サイトや公式SNSで確認できる。

 

ちなみに、以前から気になっていた「福岡のひよ子と東京のひよ子の違い」を聞いてみると、材料、製造工程、使用する型は同じだが、福岡はややスマート、東京はややふっくらしているという。気候や湿度の違いが影響しているのではないかと、ひよ子本舗吉野堂では考えているとのことだ。

となると、東京のはっぴよカーをデザインするとなれば、もうちょっとふっくらしたボディラインになって、車幅も広くなるのだろうか?  なんと、ひよ子本舗吉野堂によると、東京のはっぴよカーは「ただいま検討中」とのこと。これは、はっぴよカーの今後の動向から目が離せない!

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