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道路・交通最終更新日:2023.08.16 公開日:2023.08.15

【国縫・占冠・金武】これ、読める? 高速道路の難読ICに挑戦!

高速道路を走っていて難読ICに遭遇したことはないだろうか? 初見では読めない難読ICは、想像以上に存在している。今回はKURU KURA編集部の独断と偏見で、驚きの読み方をするIC名を選んでみた。いくつ読めるか、ぜひ挑戦してもらいたい。

文=宮本 菜々(KURU KURA編集部) 

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初見では絶対に読めない!? 難読IC10選!

国縫IC(道央道)(北海道)

道央道 国縫IC

道央道の「国縫IC」。国縫と書いて「くんぬい」と読む。長万部(おしゃまんべ)町の国縫というところにある。北海道ではあるあるのアイヌ語を由来とした読めない地名をインターチェンジ名にしたパターン。由来は諸説あるらしい。

占冠IC(道東道)(北海道)

道東道 占冠IC

またしても北海道。道東道の「占冠IC」。占冠と書いて「しむかっぷ」と読む。北海道の占冠町というところにある。占冠町の公式サイトでは、「占冠」という地名はアイヌ語の「シモカプ(shimokap)」を語源としていて、とても静かで平和な上流の場所を意味しているとのこと。

いわき勿来IC(常磐道)(福島)

常磐道 いわき勿来IC

常磐道の「いわき勿来IC」。最初のいわきはひらがなでそのまま読めるが、問題は最後の勿来。これは「なこそ」と読む。福島県いわき市三沢町に位置しており、いわき市の勿来という地区の玄関口にもなっているインターチェンジだ。いわき市の公式サイトによると、勿来の語源は「な来そ」、つまり「来るな」だそう(一説)。

谷和原IC(常磐道)(茨城)

常磐道 谷和原IC

常磐道の「谷和原IC」。谷和原と書いて「やわら」と読む。所在地はつくばみらい市。地名ではない? と思いきや、合併前の地名が谷和原村だった模様。地名を由来としたインターチェンジのようだ。調べてみたが、谷和原という地名の由来の確かな情報はつかめなかった。

親不知IC(北陸道)(新潟)

北陸道 親不知IC

何やら、怖ろしい文字の並んだインターチェンジ名が出てきた。北陸道の「親不知IC」。親不知と書いて「おやしらず」と読む。なるほど。新潟県糸魚川市にあるインターチェンジだ。糸魚川市観光協会のサイトを見てみると、あまりの波の激しさに親が子を失ってしまったという親不知海岸や、いくつかの逸話に由来した名称らしいことがわかった。

岐阜各務原IC(東海北陸道)(岐阜)

東海北陸道 岐阜各務原IC

東海北陸道の「岐阜各務原IC」。岐阜までは読めるが……。各務原と書いて「かかみがはら」と読む。岐阜県南部にある各務原市に位置している。ちなみに、市名を始め多くは「かかみがはら」と読むが、JRの駅は「かがみがはら」であったり、地元でも両方の呼び方が使われているという。

三刀屋木次IC(松江道)(島根)

松江道 三刀屋木次IC

松江自動車道の「三刀屋木次IC」。 “さんとうやきつぎ” ……ではなく「みとやきすき」と読む。島根県雲南市にあるインターチェンジだ。雲南市は木次(きすき)町、三刀屋(みとや)町など、複数の市町村が合併してできたという。

内子五十崎IC(松山道)(愛媛)

松山道 内子五十崎IC

松山自動車道の「内子五十崎IC」。そのまま読むのに近いといえば近いのだが……これが意外と読めない。内子五十崎と書いて「うちこいかざき」と読む。愛媛喜多郡内子町にあるインターチェンジだ。内子町は、小田町、内子町、五十崎町が合併してできた町である。

安心院IC(東九州道)(大分)

東九州道 安心院IC

東九州道の「安心院IC」。 “あんしんいん” ではなく「あじむ」と読む。大分県宇佐市に位置するインターチェンジだ。安心院という地名の由来については諸説あるそうで、芦が生えていたことから芦生(あしぶ)の里と呼ばれたのが「安心」に転じたという説も。

金武IC(沖縄道)(沖縄)

沖縄道 金武IC

琉球王国として、独自の文化や言語を築き、受け継がれてきた沖縄。地名にもその影響は色濃くみられる。さて、沖縄自動車道の「金武IC」。 “きんむ” でも “かなたけ” でもなく、金武と書いて「きん」と読む。ちなみに金武は、タコライス発祥の地として有名だ。

【おまけ】輪厚SA(道央道)(北海道)

道央道 輪厚SA

ここまで、難読ICとJCTを取り上げてきたが、おまけで難読SAとPAもいくつか紹介しておこう。まずは道央道の「輪厚SA」。輪厚と書いて「わっつ」と、まるで英語のように読む。北広島市の輪厚という地域に位置している。由来は諸説あるようだがアイヌ語を由来としているようだ。ちなみに、筆者は輪厚SAを利用したことがあるが、ソフトクリームがおいしかった!

【おまけ】上月PA(中国道)(兵庫)

中国道 上月PA

続いては、中国自動車道の「上月PA」。上る月と書いて「こうづき」と読む。兵庫県佐用町にあり、戦国時代に織田氏と毛利氏が激戦を繰り広げた上月城に近く、宮本武蔵ゆかりの地でもあるようだ。

日光道 徳次郎IC

皆さん、初見で読めただろうか? 最後にもうひとつ。日光宇都宮道路の「徳次郎IC」。 “とくじろう” と記憶している人も多いかもしれないが、現在は「とくじら」と読む。2021年3月1日、宇都宮市が徳次郎の読み方を「とくじろう」から「とくじら」に変更したため、同じタイミングでインターチェンジの名称も変更となった。難読ICが一つ増えたわけだ。

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