一般道路での後席シートベルト着用率はわずか42%!半数以上が侮っている交通事故の危険。
JAFは、警察庁と合同で「シートベルト着用状況全国調査」を実施。その結果を2月17日に発表した。それによると、一般道路での後部座席のシートベルト着用率は42%と低いものだった。もしシートベルトをしない状態で交通事故に遭ってしまったら、一体どのような危険が待っているのだろうか?
後部座席のシートベルト着用率は、一般道では未だ低い
JAFは、警察庁と合同で2022年10月~12月の期間、全国885か所で「シートベルト着用状況全国調査」を実施し、その結果を発表した。それによると、運転席のシートベルト着用率は高速道路で99.6%、一般道路で99.1%と前年と同じ値だった。一方、後部座席のシートベルト着用率は高速道路では78%、一般道路では42.9%だった。
今回の調査では、高速道路での後部座席のシートベルト着用率は2002年から合同調査を開始して以来、過去最高となった。しかし、未だに一般道での後部座席のシートベルト着用率は低い。全ての座席でシートベルトの着用が義務付けられたのは、2008年のことだ。それから10年以上が経つが、今回の調査では後部座席のシートベルト着用の重要性が十分に浸透していないことがわかった。
後部座席のシートベルト非着用はなぜ危険?
JAFが発表した資料によれば、交通事故の際に後部座席でシートベルトをしていないと3つの危険性があるという。1つ目は、車内の構造物(ピラーやシートなど)に激突し、自らが傷害を負う危険性。2つ目は、運転者や助手席同乗者へぶつかり危害を加える危険性。そして3つ目は、窓などから車外に放出される危険性だ。
JAFは、これらの危険性に関してよくわかる動画をウェブサイトで公開している。まさかの事故に備えて、後部座席でもしっかりとシートベルトを締めよう!
後部座席のシートベルト非着用時の危険性【JAFユーザーテスト】