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最終更新日:2022.11.04 公開日:2022.11.04

ポルシェ「Bonsai 356」が日本初公開!「わびさび」を表現したスピードスターとは。

ポルシェジャパンは、1955年製の「ポルシェ356 スピードスター」をベースとしたアート作品「Bonsai(ボンサイ)356」を日本で初公開した。同作品は、11月18日(金)~20日(日)の期間限定で、渋谷パルコで展示される。いったいどんな作品なのだろうか。

くるくら編集部
画像=ポルシェ

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ポルシェ「Bonsai 356」とは

 ポルシェジャパン株式会社は、「ポルシェ356 スピードスター」と現代アーティストがコラボレーションしたアート作品「Bonsai(ボンサイ)356」を日本初公開した。現在、ポルシェのブランド体験施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」で公開中。11月18日(金)~20日(日)の期間限定で、渋谷パルコで展示が行われる。

 Bonsai356は、1955年製の「ポルシェ356 スピードスター」をベースに、現代アーティストであるダニエル・アーシャムが日本の美意識「わびさび」を表現した作品。ポルシェ356の製造の歴史に寄り添いながら、経年変化や摩耗を表現するため約2年間もの時間をかけて制作されたという。

 くすんだようなシルバーが特徴的なエクステリアは、塗装をすべて剥がし、溶接部やピットマーク、時間経過による自然な摩耗をそのままにしている。防錆剤として塗られた亜麻仁油の層のみが金属素地を風雨から守っているそう。

 また、ヘッドランプカバーからテールランプカバーまで、使い込まれたオリジナル部品を使用。すべての機能部品は、工場出荷時のレベルにまでレストアされていて、走行することもできるのだとか。

 さらにリアエンジングリルには、今回の作品のテーマである「わびさび」を象徴するように、盆栽を模したパテンドブロンズのレリーフが追加されている。

Bonsai356のインテリアには、藍染めを採用!

 インテリアは、日本のファッションデザイナーである小木”Poggy”基史氏と藤原裕氏とともに制作。日本の伝統的なファブリックである藍染めなどを採用した。

 運転席と助手席、トランクカバーには、藍染めのパッチワークによるテキスタイルを配置。ドアトリムやシートの縁には、藍染の綿布を縫い付けたアレンジを施している。さらにルーフを覆うカバーは、日本製のデニム生地を用いて制作された。ここで採用したファブリックは、どれも使い込むほどに味わい深くなる素材であり、ここでもわびさびの美意識を感じることができる。

 また、トランクルームのスペアホイールの下には畳を配置。通常、居住空間に用いる畳をここで使用したのは、「おもてなし」への作家の憧れや、ドライバーを迎え入れる温かさを表現しているのだとか。

 ポルシェという歴史あるブランドの原点ともいえるポルシェ356をレストアし、あえて質素さや経年変化などを取り入れたBonsai356。その趣のある佇まいを感じに、渋谷へ足を運んでみはいかがだろうか。

【Bonsai 356 作品展示概要】
・渋谷パルコ 1F 公園通り側入り口前 11月18日(金)~20日(日)11:00~21:00
 ※雨天の場合、展示中止
・ポルシェスタジオ銀座 11月21日(月)~11月27日(日)
・ポルシェスタジオ日本橋 11月28日(月)~12月4日(日)

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