希望ナンバー利用者が半数もいる!? ナンバープレートに関するアンケート調査結果！
パーク24株式会社はドライバー向け会員サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に、ナンバープレートに関するアンケート調査を実施。希望ナンバーや図柄入りナンバーへの関心がなかなか高いことが分かった。
希望ナンバー制の利用者に年齢差はなし！
希望ナンバーは書類でもwebからでも申請できる。(c)Monet - stock.adobe.com
記事の画像ギャラリーを見るパーク24は毎月9日にクルマや交通に関するアンケートの調査結果を発表している。今回は希望ナンバー制度や図柄入りナンバー利用の有無について調査している。まずは希望ナンバー制度に関する3つの項目を見てみよう。
ちなみに、希望ナンバー制度とは、普通自動車、小型自動車、大型特殊自動車、自家用の軽自動車を対象に、有償で任意の番号を選択できる制度のこと。図柄入りナンバーとは、名前の通り下地に図柄の入ったナンバープレートのことで、全国共通の花をモチーフにした全国版、大阪・関西万博などの記念となる期間限定版、全国各地の魅力を発信する地方版がある。
■希望ナンバー制度を利用している？
この質問に対し、なんとタイムズクラブ会員でクルマ保有者の半数が希望ナンバー制度を利用していることがわかった。20代以下から60代以上まで年代別に見てもそこまで差がなく、ここまで幅広い年代に支持されているとは筆者にとって想定外だった。
資料＝パーク24
■その希望ナンバーに決めた理由は？
次に、ナンバープレートの番号を決めた理由について、1位は「好きな数字」が35%と、全年代で唯一30％以上の結果となった。これに次いで「家族の誕生日」が22%、「記念日」が13%と続いた。ちなみに「その他」の中には「買い替え前に乗っていた車と同じ番号にした」などの回答もあったようだ。
■希望ナンバー制度を利用しなかった理由は？
逆に希望ナンバー制度を利用しなかった約半数近くの人に、その理由をたずねたところ「番号は気にしない」が63%で最多。2位は「お金がかかる」が32%、3位は「手続きが面倒」が12%となった。
年代別では、20代以下を除いた年代で「番号は気にしない」が過半数。20代の2割は「希望ナンバー制度を知らなかった」と回答しており、他の年代よりも希望ナンバー制度の認知が低いことが判明した。
図柄入りナンバーは若者の方が関心あり！
ここからは図柄入りナンバーに関する3つの質問について紹介する。
■図柄入りナンバープレートにしたいと思う？
この質問に対し、クルマ保有者の約5人に1人は「したい」と回答。また、クルマを保有しており既に図柄入りナンバープレートに「している」人は4%と、まだまだ普及率は低い。年代別では20代以下が図柄入りに「したい」意向が26%と最も高く、既に図柄入りにしている人と合わせると3割の人が図柄入りナンバーを好んでいることが分かった。
そして、現在クルマはないが購入を検討している人に、図柄入りナンバープレートにしたいか尋ねると、26%が「したい」と回答。クルマ保有者よりも若干高い結果となった。
■ 図柄入りナンバープレートにしたい・している理由は？
こちらは全年代で｢地域に愛着がある」が最多の47%、2位は「絵柄が好み」が25%、3位は「自分のクルマの視認性が上がる」が17%となった。
年代別では30代以下は「絵柄が好み」が3割を超えている。年代が上がるほど「寄附金などで地域に貢献できる」の比率が高く、50代以上の5人に1人が地域への貢献を理由に図柄入りへの変更を希望していることがわかった。
■ 図柄入りナンバープレートにしていない理由は？
図柄入りナンバープレートにしていない理由は「自身の地域の図柄が好みではない」が32%で最多となり、年代による傾向の違いはなかった。その他では「シンプルな方が好み」などの回答があった。
今回のアンケートでは、クルマ保有者の半数が希望ナンバー制度を利用していることが分かった。街中では人気がありそうな数字のナンバープレートをよく見かけようになったが、気のせいではなかったようだ。愛車のナンバーにこだわりたい人とそうでもない人が、はっきりと半々に分かれたのも興味深い。一方、図柄入りナンバー利用者は4%と、まだ少ないといえそうだ。
【調査概要】
調査対象：タイムズクラブ会員
調査方法：非公開型インターネットアンケート
調査期間：2023年2月16日～2月22日
有効回答：5949名
