2019年 GW高速渋滞予測情報【上り編】
今回は高速渋滞予測の「上り編」をお送りする。本記事では全高速道路の中で、特に長い渋滞が発生すると予測される路線と区間を紹介する。
GWに車で遠出した場合、帰ってくる際の渋滞もやっぱり気になるところ。帰りのドライブ疲れに追い打ちをかけるかのように襲ってくる、上り線の渋滞を避ける方法はないのだろうか?
ここでは、NEXCO各社が発表している高速道路の渋滞予測情報から、2019年4月26日(金)~5月6日(月)の11日間で、渋滞が25km以上になると予測される主だった渋滞に絞り「上り」の渋滞予測について紹介していく。
「上り線」で、気になる渋滞ピークの予測は以下の通り!
それぞれの高速道路で特に長い渋滞が予測されるのが上記の日程とエリア。行きと同様に、東北道と中央道では上り線でもほぼ同じ区間で渋滞が発生。渋滞の代名詞ともいえる東名高速の大和トンネル付近も鬼門となる。特に帰宅ラッシュの予想される5月5・6日の移動は極力避けるのが賢明のようだ。
ここからは上で紹介した渋滞の通過時間を通常とピーク時で比較してみよう。
東北道・栃木都賀IC→加須IC区間の通過時間比較
NEXCO東日本が紹介している渋滞ポイントの一つ目が、東北道・栃木都賀IC→加須IC区間。通常は約40分で走行できるところが、5月5日(日・祝)の17時~19時には、約3倍の1時間20分程度の所要時間がかかると予測されている。5月5日(日・祝)に帰宅する場合、夕方のタイミングにぶつからないようにしておきたい。
中央道・大月IC→八王子JCT付近の通過時間比較
次に紹介するのは、中央道・大月IC→八王子JCT付近までの間。こちらは5月4日(土・祝)と5日(日・祝)の13時~25時と、かなり長い時間にかけて渋滞が続くと推測される。時間的にも通常約20分で通過できるところが、約3.7倍の1時間15分ほどの所要時間がかかると予測されている。
東名高速・大井松田IC→横浜町田ICの通過時間比較
東名高速・大井松田IC→横浜町田IC付近は、夕方から夜にかけての16時~20時がピーク。こちらは通常約25分で通過できるところが、約3倍の1時間15分ほどの所要時間がかかるとのことだ。
名神高速・茨木IC→大津ICの通過時間比較
こちらのピークは5月3日(金・祝)の5時~16時と朝から夕方まで。およそ11時間に渡って、この日は渋滞が続いてしまうようだが、夜の時間帯ならスムーズに走行できそうだ。
阪神高速3号神戸線・高丸IC→深江ICの通過時間比較
ここもなかなか手ごわいルート。5月4日(土・祝)と5日(日・祝)の2日間は、早朝と深夜帯を除く9時から24時まで渋滞が続き、通常時の5倍の走行時間がかかることが予想されている。
「上り線」で10km以上の渋滞が予測される回数を見てみると
「上り線」でもすべての高速道路で10km以上の渋滞が発生する回数を予測したグラフを見てみよう。
上の図は4月26日(日)~5月6日(月・祝)の間、「上り線」で10km以上の渋滞が発生する回数を日別で分類したもの。こちらは連休後半の5月4日(土)と5日(日)に最も多くの渋滞ピークが発生することが予測されている。
「下り線」で10km以上の渋滞が発生する回数のピークは5月3日(金・祝)だった。そして上の図でわかるように「上り線」の10km以上の渋滞が発生する回数のピークは5月4日(土)と5日(日)と続いている。そのため、この日程で1泊2日の旅行や里帰りをした場合、行き帰りとも渋滞のピークに遭遇してしまう可能性がかなり高い。1泊2日もしくは2泊3日での遠出を想定している場合、この3日間は避けた方がよさそうだ。