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クルマ最終更新日:2018.10.02 公開日:2018.10.02

ヴァレオが高速道路自動運転で日本一周を実施

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 自動車部品大手の仏ヴァレオは、10月1日、高速道路用自動運転車で日本一周する、6700kmドライブ「ハンズオフ ジャパンツアー」を開始すると発表した。ヴァレオジャパンのつくばテクノセンターを同日出発し北海道まで北上。その後本州を縦断して鹿児島まで南下し、四国を経由して10月中旬に筑波に戻るという(図上)。

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 この計画で使用する自動運転車両(写真上)は、ランドローバーの「レンジローバー イヴォーク」をベースに、6台のレーザースキャナーやフロントカメラ、サラウンドビューカメラ4台、レーダー4台を搭載した「Cruise4U」。

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 車の周辺を認識するための装置が満載だが、これにより10cm先から200mまでの範囲を検知する。なかでも3Dレーザースキャナー(写真上)を同社では”キーテクノロジー”としている。

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 実際このレーザースキャナーは、ドイツにおいて条件付きで一部自動運転が可能なアウディのA8(写真上)に世界で初めて搭載された。同スキャナーは、車の前方をスキャンして先行車や歩行者、街路樹、駐車車両、ガードレールなどを検知。昼夜問わず、かつ高速でも低速でも機能し、検知したデータを元に自車周辺のマップを生成して分析、状況を判断するという。

ヴァレオが自動運転で日本一周する目的は?

 ヴァレオでは、これまで欧州一周や米国一周を事故なく実現してきた。これらの技術と経験を活かして今回日本でも実施するという。高速道路でのトンネルや長い橋など、日本特有の道路状況でのデータを蓄積するこで、自動運転技術の進化を加速させたい考えだ。

 実際に手放しで運転するのは、時速70km程度で前車を追従する形で走行できる区間で、他の場所ではドライバーが運転支援を受けながらの走行を予定している。

 日本においても自動運転を認める方向で法整備等の検討が始まっている。だがまずはそうした検討の前提条件となる「技術」が確立されていることが必要だし、それには開発された自動運転技術搭載車をどう実験し、評価していくかが重要になる。特に今後希望が増えてくると思われる公道上での評価をどのように行うかは、安全と技術開発、法規等の各面から慎重に検討する必要があるし、一方で技術の進歩は早いため、早急に結論を出していく必要もある。

 今回の取り組みによって技術の進化が明確になり、自動運転についての議論もより活発になることを期待したい。

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