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最終更新日:2018.06.12 公開日:2018.06.12

BMWが自動車向けワイヤレス充電パッドを発表

(c) BMW Group 

 EV(電気自動車)やPHEVへの充電をケーブル接続ではなく非接触で行う方法は、世界中の数多くのメーカー等が研究、開発を行っているが、そんな中、独BMWグループ(本社:ミュンヘン)は5月28日、ドイツ国内での自動車向けワイヤレス充電パッドの販売開始を発表した。

ガレージに入れるだけ。3.5時間で充電

 「GroundPad(グランドパッド)」と呼ばれるワイヤレス充電パッドは、地面やガレージの上に設置して、その上をまたぐように駐車すれば非接触での充電が自動的に開始される。この便利な充電パッドは、まずBMWのプラグインハイブリッドモデル「530e iPerformance」のリース・オプションとして販売され、今後、同社の他のモデル用にも次々と展開される予定であるという。

車内のディスプレイが充電パッド上の正確な位置に誘導する。 (c) BMW Group

 充電パッドに近づくと、センターコンソール上のディスプレイが作動し、表示ガイドに従ってパッド上の正確なポジションに駐車することができるので、ズレていて充電ができないなどの問題が生じることがない。パワーは普通充電にあたる3.2kW。「530e iPerformance」を3.5時間でフル充電できるという。同じ性能のコードを使った充電との比較では、85~92%の性能ということだ。

 グランドパッドは雨や雪の中でも使用が可能で、電磁波の量も非常に低いということだ。また充電中にペットなどが近づくと充電を中止する安全装置も搭載されている。価格は2,315ユーロ(約30万円)で、本国ドイツにはじまり、イギリス、アメリカ、日本、中国の各市場への展開が予定されている。

グランドパッドの説明動画 (c) BMW Group

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