ワニのマークのラコステが、いろいろな動物のポロシャツを!?その理由は?
(c) LACOSTE
ワニのマークで有名な「ラコステ(LACOSTE)」が、2月28日に絶滅危惧の動物10種のポロシャツを限定販売した。
1933年から存続するラコステのワニ
ラコステと言えばポロシャツのワニがシンボルマークとなっている。仏アパレルメーカーのこのロゴは、伝説的テニスプレーヤーで、ラコステの創立者であるルネ・ラコステが”ワニ”というニックネームで呼ばれていたことに由来する。1933年の創業以来、ラコステはこのマークを使ってきた。
そのラコステからイルカやカメのポロシャツが!? ご安心ください。これはニセモノではなく「LACOSTE X」という限定商品。国際自然保護連合(IUCN)の保護キャンペーンを支援する目的で、絶滅の危機に瀕している動物10種のロゴ入りポロシャツを制作したものなのである。
- ・Anegada Ground Iguana/
イグアナの一種(450匹) - ・Sumatran Tiger/スマトラトラ(350匹)
- ・Saola/サオラ(250匹)
- ・California Condor/
カリフォルニアコンドル(231匹) - ・Cao-vit Gibbon/テナガザルの一種(150匹)
- ・Kakapo/フクロウオウム(157匹)
- ・Javan Rhino/ジャワサイ(67匹)
- ・Northern Sportive Lemur/
小型サルの一種(50匹) - ・Burmese Roofed Turtle/
カメの一種(40匹) - ・Vaquita/イルカの一種(30匹)
レアさが野生動物の価値を強調
各ポロシャツは、IUCN種の専門家によって推定された野生動物の生き残っている数だけ生産され、合計数にして1775枚となる。Vaquitaというイルカのシャツは全世界でたったの30枚だけ。アイテムのレアさから絶滅危惧品種の稀少さが強調される。人は身近なモノに置き換えると価値が実感できるものである。2月28日にHP上で販売されたところ、たちまち売り切れに。収益はIUCNに寄付された。
キャンペーン商品とはいえ、つい欲しくなるこのポロシャツ。今回の企画で野生動物が増えたら、また販売して欲しいものである。
(c) LACOSTE
2018年3月16日(JAFメディアワークス IT Media部 荒井 剛)