【グラフでわかる!】2017年に日本で売れたブランドは?これが日本の自動車市場だ。
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一般社団法人日本自動車販売協会連合会では毎月、普通車と大型車の計12社と、輸入車の販売台数に関するさまざまな統計データを発表している。2017年の確報が出たので、今回は大型車を除いた9ブランドの年間新車販売台数を見てみる。
2017年月別新車販売台数比較
まずはブランド別で、月ごとの新車販売台数をまとめてみた。ブランド別とは、レクサスをトヨタから独立させたもので、9ブランドになる。
なお、販売台数は軽自動車を含めた乗用車に、貨物車、バスのすべてをカウントしたものだ。また、海外の生産拠点からの逆輸入車も含めている。逆にカウントされていないクルマとしては、特殊車、トレーラー(被牽引車)、そのほかの不明車両などがある。
集計を間違えたのではないかと思われるほど、圧倒的な新車販売台数を誇るトヨタ(紫)。ブランド別なのでレクサスを含めていないにもかかわらず、年間の累計では2位のホンダ(オレンジ)に2倍以上の差をつけている。
トヨタ以外の8ブランドのグラフをアップで!
前ページのグラフではあまりにもトヨタが抜きん出てしまっているため、続いてはトヨタを除いた8ブランドをグラフにしてみよう。
なおピークについてだが、3月は年度末のため、全ブランドが販売台数を伸ばしている。6月のピークは、ボーナスによるものと考えられる。そして9月だが、これは3月からちょうど半年であることを考えると、半期決算ということも推測される。
トヨタを除いた8ブランドの2017年新車販売台数。上位は、夏まではホンダ、スズキ、ダイハツ、日産が競っている形だ。しかし9月からホンダが頭ひとつ抜けだし、そこから年末まで頭ひとつ抜きん出た販売台数を記録し、年間累計2位となった。
これらのグラフは、以下の表をもとに作成した。
ブランド別2017年新車販売台数の月ごとの詳細。青のセルは年間で最も販売台数が多かった月。逆に赤は最も少なかった月だ。トヨタは最も落ち込んだ8月ですら10万台を超えている。「ニッパチ(2月と8月)はものが売れない」といわれるが、自動車業界に関しては必ずしも当てはまらないようで、3月の年度末で販売台数を伸ばした反動によって落ち込む翌4月が底となるところもいくつかある。
年間累計販売台数ランキング
ブランド別の年間販売台数の多い順は以下の通りだ。トヨタの圧倒的な販売台数がわかる。
1位:トヨタ(158万7062台)
2位:ホンダ(72万7833台)
3位:スズキ(66万5871台)
4位:ダイハツ(63万856台)
5位:日産(59万1000台)
6位:マツダ(20万9689台)
7位:スバル(17万6737台)
8位:三菱(9万1621台)
9位:レクサス(4万5605台)
2018年2月8日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)