クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく

ライフスタイル最終更新日:2017.11.10 公開日:2017.11.10

【2017/11/1~2018/1/8】 アーティスト28組のドラえもんが百花繚乱! 大人気の「ドラえもん展」

00_doraemon_00.jpg

村上隆「あんなこといいな 出来たらいいな」。(c)2017 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. (c)Fujiko-Pro

 「あなたのドラえもんをつくってください」。この呼びかけに応じた日本を代表する現代アーティスト28組の作品が集った「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」が、2018年1月8日まで、東京・六本木ヒルズ森タワー52階にある森アーツセンターギャラリーで開催中だ。

旬の作家によるドラえもんへのオマージュ

 参加アーティストは、カイカイキキでブレークし世界中で個展が目白押しの村上隆、著名人や名画の人物画に扮するセルフポートレート写真を制作する森村泰昌、きゃりーぱみゅぱみゅのPV美術で世界的に注目された増田セバスチャン、古典的な油彩の技法により独自の絵画世界を描き出す篠原愛、見つめ返すような印象的な独自の絵画世界を構築した奈良美智、アイロニカルな独特のマンガで根強いファンを持つしりあがり寿、映画・写真・ファッションなど幅広いジャンルにフィールドを広げる蜷川実花など、世界を舞台に活躍する最先端の現代アートの発信者たち。

 ドラえもん世代でもある彼らがドラえもんに対する思いをアートで表現した、「アート」と「ドラえもん」が融合した企画展である。

日本人の心象風景ともいえるドラえもん

 絵画、オブジェ、インスタレーション、ビデオ、写真などさまざまな表現方法を使ったドラえもんへのオマージュたる作品を見てこみ上げるのは、1969年の誕生以来、日本人のみならず世界中の人々に夢と笑いと涙を与え続けているドラえもんという作品のすごさである。

 日本人の心象風景となっているドラえもんがアートとしてさまざまに姿を変えても、ユーモアのセンスはどこかしこに潜んでいて、展示場には笑いや感嘆の声が絶えない。ビジターからこれほど温かく迎えられる展示も珍しいのではないか。

 一部を除いてアート作品は撮影が可能となっているのも嬉しい。筆者があれこれ説明するよりも、次ページの写真で展示の楽しさに触れていただきたい。

→ 次ページ:
作品をご紹介!

00_doraemon_08.jpg

福田 美蘭 波上群仙図 (c)Miran Fukuda (c)Fujiko-Pro◆ 古代中国の不思議な術を使う仙人とドラえもんが二重映像の手法で描かれている。

00_doraemon_09.jpg

篠原 愛 To the Bright ~のび太の魔界大冒険~ (c)Ai Shinohara (c)Fujiko-Pro◆ 映画「ドラえもん のび太の魔界大冒険」で、のび太たちが魔界で遭遇する人魚の住む小島と大怪魔肉食ツノクジラがモチーフの作品。「自分の油絵と、原作のドラえもんの漫画絵のタッチがあまりに違うので、一枚の絵にどのようにまとめるかとても悩みました」(篠原氏)

00_doraemon_05.jpg

森村泰昌・コイケジュンコ「時を駆けるドラス / 空を越えるドラス」◆ 漫画や小説など文字が印刷された書籍を使って紙の衣装を作るコイケジュンコ氏と、コイケ氏の衣装でポートレート撮影をした森村泰昌氏のコラボ作品。衣装とオブジェ、写真を展示で楽しめる。

00_doraemon_11.jpg 00_doraemon_10.jpg

山口 英紀 + 伊藤 航 ドラえもん ひみつ道具図典 ~タケコプター~ (c)Hidenori Yamaguchi (c)Wataru Ito (c)Fujiko-Pro◆ ペーパーアーティスト伊藤氏は、機械部分が見えるペーパーのオブジェで、漫画という夢を現実に置き換えるロマン溢れる作品に仕上げた。水墨画家・山口英紀氏との競作で「タケコプター」と「自動万能工事マシン」の2つのひみつ道具を制作している。

00_doraemon_12.jpg

近藤 智美 ときどきりくつにあわないことするのが人間なのよ (c)Satomi Kondo (c)Fujiko-Pro◆ 映画「のび太の鉄人兵団」の鏡面世界を2枚の絵画をつなぎ合わせて表現した作品。同映画は、しずかちゃんとリルルというロボットの女の子の複雑な心の動きが描かれている。絵画のタイトルはしずかちゃんがリルルに言ったセリフであり、作品のインスピレーションとなった。

00_doraemon_13.jpg

しりあがり寿 万事解決! 劣化防止スプレーの巻 (c)Shiriagari Kotobuki (c)Fujiko-Pro◆しりあがり寿氏は、独創的な映像作品を制作。作品を見るビジターからは笑いが絶えない。

→ 次ページ:
招待券プレゼントのお知らせ

present.jpg

THE ドラえもん展 TOKYO 2017
【会期】
2017年11月1日(水)~2018年1月8日(月・祝)
【開館時間】
10:00~20:00(火曜日は17:00まで)
※入館は各閉館時刻の30分前まで

 

【休館日】
なし
【会場】
森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)
【最寄り駅】
・東京メトロ日比谷線「六本木駅」1C出口徒歩0分
・都営地下鉄大江戸線「六本木駅」3出口徒歩4分
・都営地下鉄大江戸線「麻布十番駅」7出口徒歩5分
・東京メトロ南北線「麻布十番駅」4出口徒歩8分
【公式サイト】
http://thedoraemontentokyo2017.jp/

「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」の招待券プレゼント企画は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました!賞品は抽選の上、11月27日に発送しました。

2017年11月13日(JAFメディアワークス IT Media部 荒井 剛)

この記事をシェア

  

応募する

応募はこちら!(7月31日まで)
応募はこちら!(7月31日まで)