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クルマ最終更新日:2017.07.26 公開日:2017.07.26

7月26日は幽霊の日 寝苦しい夜に、読書で霊感(冷汗)! ホラー・怪談・SF作品ランキング

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ホラー・怪談・SF作品ランンキング作品

 7月26日は幽霊の日である。江戸時代の1825年7月26日に、歌舞伎「東海道四谷怪談」が初演されたというのが由来なのだとか。
 寝苦しい夜に、読書で霊感(冷汗)体験してみるのはどうだろうと、大手書店の丸善が今売れている「ホラー・怪談・SF作品ランキング」を発表した。

ホラー・怪談・SF作品ランキング

◆10・20代 1位 「四畳半神話大系」森見 登美彦
◆30・40代 1位 「バチカン奇跡調査官 (15) ゾンビ殺人事件」藤木 稟
◆50代 1位 「イモータル」萩 耿介
(集計期間:2017年1月1日~2017年7月10日)

 10・20代の1位と30・40代 1位は、アニメ化されている作品で、アニメの影響力の強さを感じる。

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 「四畳半神話大系」は、主人公の大学生活のドタバタした日常が4つのパラレルワールドで展開される異次元空間小説。
 ファンタジー小説でありながら、淡い恋や、夢、社会との関係性の築き方など若者の心理が、京都の地を舞台にみずみずしい感性で描かれる。森見 登美彦の独特の言い回しで語られる世界観が如何なく発揮された会心作である。

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 一方、「バチカン奇跡調査官」は、カトリックの総本山バチカンに世界中から寄せられる「奇跡の申告」を、調査し真偽を判別する謎解きシリーズ。
 同じくキリスト教を背景とした推理小説に、7000万部の大ベストセラーを記録したダン・ブラウンの「ダ・ビンチ・コード」があるが、信仰部分には触れず宗教的題材を使ったエンターテイメントという意味では共通項がみられる。

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幻想文学作家・夢野久作が復活!

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 50代に最も売れている「イモータル」は、人は何のために生きるのか?という哲学的命題を問う作品。
 「イモータル(不滅)の書」、つまり永遠な真理を探究し続ける人類史として、ウパニシャッド哲学からショーペンハウアー、そして現代へと時空を超えて物語が展開しつつ、哲学の真髄に迫る壮大な物語である。哲学の授業を受けていた大学時代に教授から言われた、「生きる目的という答えは哲学にはない。各自が見つけるものだ」という言葉を思い出した。

夢野久作ブーム到来か?

 興味深いのは、10代の6位に「ドグラ・マグラ(上)」、7位に「ドグラ・マグラ(下)」、9位に「少女地獄」。20代の8位に「ドグラ・マグラ(上)」と、大正~昭和にかけて活躍した夢野久作の名作がランクインしていることである。

 日本探偵小説の中でも3大奇書と言われる、怪奇色と幻想性の色濃い「ドグラ・マグラ」、虚言癖のある少女が死をもってまでも自分を美しく飾りたてる短編など、可憐な少女に潜む狂気をテーマにした3つの短編からなる「少女地獄」は夢野久作の代表作であり、10代に幻想文学作家・夢野久作ブームが到来しているようだ。

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こんなブラック・ジャックはイヤだ~!

 番外編として記者がおススメするのは、ホラーではなくマンガ「#こんなブラック・ジャックはイヤだ」である。

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 「手塚先生ごめんなさい」としかいいようがないパロディ・マンガで、タイトルどおりあのクールなブラック・ジャックがナンパに出かけたり、子供っぽい立ち振る舞いをしたり、読者のイメージにココナッツクラッシュをかける「見たくない姿」が描かれている。

 作者つのがいは、ブラック・ジャックのパロディ作品をTwitterに投稿したところ話題になり、それが手塚プロダクションの目に留まり、同プロダクションの公式作家となってしまったという異例の経緯の持ち主だ。

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 ・・・やっぱりこんなブラック・ジャックはイヤだ~!

2017年7月26日(JAFメディアワークス IT Media部 荒井 剛)

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