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クルマ最終更新日:2017.07.14 公開日:2017.07.14

自動運転へまた一歩近づく

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写真提供:AUDI AG

 映画「アイ、ロボット」をご存知だろうか。04年に公開された近未来SFである。ウィル・スミス演じる主人公が、35年のアメリカを舞台に、人型ロボットとともに難事件を解決するという内容の映画だ。

 劇中そこかしこに登場する全自動運転の車たち。主人公が乗る車も、自動運転のアウディ(独)「RSQ」というモデルで、作品の舞台を所狭しと駆け巡る姿が印象的だった。そんな誰もが自動運転の車に乗る世界に、また一歩近づいた車が登場する。

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今秋発表予定のAudi A8

自動運転はアウディの旗艦車種から

 アウディは7月11日、市販車では世界初だという「レベル3」の自動運転車を、今秋にも発売すると発表した。レベル3とは、一定の条件下で、運転操作を車側が完全に引き受ける状態のこと。その間、ドライバーは必要が生じた場合にすぐに運転操作に戻れることを条件に、かつその国の法律が許せば、テレビを見たり仕事をしたりできるのだ。

 アウディはこの自動運転機能を、フラッグシップモデルの新型「A8」に導入するという。ただし、すべての機能がすぐに使えるわけではなく、18年以降、さまざまな条件に合わせて段階的に自動運転機能を使えるようにする予定だ。

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すぐに自動運転を体験できるようになる?

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2015年1月、米スタンフォードからラスベガスまでの900kmを自動運転で走破した、研究車両のAudi A7 piloted driving concept

全方位で周囲を認知する

 同車は、12個の超音波センサーや車4隅の360度カメラ+フロントカメラ+赤外線カメラ(夜間用)、レーダーやレーザースキャナーを装着して、車自身が周囲の状況を感知する。

 これらデバイスからの情報を活用して自動運転機能が制御されるが、自動運転を行うにはアウディで想定している交通条件があり、中央分離帯が備わった高速道路などの比較的混雑した状況下で、時速60kmで走行している場合に、完全自動運転になる。前方に他車が割り込んできても問題なく自動対応可能だという。ほかにも、車外からスマホによる指示で自動駐車する機能も盛り込む予定だ。

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写真提供=AUDI AG

 なお、自動運転を実現するには、その国の交通規則も関係する。そこでアウディは、それぞれの国の交通規則に合わせた自動運転モードを用意するという。

2017年7月14日(JAFメディアワークス IT Media部 伊東 真一)

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