アメリカ西南部で 50度超え! 飛行機も欠航になる猛暑が
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カリフォルニア州デスバレーでは「猛暑に注意」の看板が。© picture alliance / Image Source / Owen Smith
アメリカ西部地方のカリフォルニア州やアリゾナ州で記録的な猛暑が続き、大規模な停電や飛行機の欠航が起こるなど、被害が広がっている。
デスバレー(死の谷)は、50度超え
米メディアによると、アリゾナ州フェニックスでは6月20日の最高気温が48度、アメリカでも最も暑いといわれるカリフォルニア州デスバレーでは、同日の最高気温が52度以上を記録した。
これを受けてカリフォルニア州では、約2900 万人に対して熱波警報や注意報を出した。ネバダ州ラスベガスでも20日から22日にかけて47度の最高気温が続き、日中に陽光下に置いたクレヨンが完全に溶ける現象が起こるほどだという。
また、アメリカン航空は20日、フェニックスのスカイハーバー空港を発着する40便以上で猛暑の影響による欠航を決定した。
© picture alliance / dpa / Ron Sachs
これは、高温時には空気の密度が下がり、エンジン出力と飛行機を持ち上げる揚力に影響が出てくるため、通常よりも長い滑走路と高い離陸速度が必要になってくる。フェニックスのような50度近い高温下では、小型機が離陸に必要な速度に到達できない可能性があるためと地元放送局は伝えている。
2017年6月24日(JAFメディアワークス IT Media部 荒井 剛)