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クルマ最終更新日:2018.10.29 公開日:2018.10.29

11/3、筑波サーキットで「ジャパン EV フェスティバル 2018」開催

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「ジャパン EV フェスティバル 2018」はEVのみが参加できるサーキットイベント。画像は、昨年の同フェスティバルで開催された、エンジン車から改造したEVが参加できる「コンバートEV 1時間ディスタンスチャレンジ」の様子。画像提供:日本EVクラブ

 11月3日(土・文化の日)、筑波サーキット・コース1000で日本EVクラブ主催の「ジャパン EV フェスティバル 2018」が開催される。「Reducing CO2&アクセル全開!」を合言葉としたイベントで、EVのみが参加できる各種競技や展示、試乗会などが用意されている。今年で24回目という、歴史のあるEVイベントだ。8時45分から16時までの開催で、サーキット入場パスは高校生以上が2,000円、中学生が1,000円、小学生以下は無料(保護者同伴)。駐車場代は無料だ。

EVが参加するさまざまな競技が実施される!

「ジャパン EV フェスティバル 2016」の様子。

 用意されている競技は、以下の通り。

●コンバートEV 1時間ディスタンスチャレンジ
●ERK(EVレーシングカート) 30分ディスタンスチャレンジ
●自動車メーカー製EVオーナーズ・タイムアタック
●自動運転競技車タイムアタック

 「コンバートEV 1時間ディスタンスチャレンジ」は、エンジン車を改造したハンドメイドのEVで1時間を走り、最も周回数が多いチームが優勝という競技だ。今年は12台がエントリーし、初出場は4台。

 競技中のバッテリーの充電や交換を行えず、搭載電池で走り切る必要がある。ベースとなる車両は市販エンジン車であれば、年式もボディタイプも何でもあり。軽自動車からスーパーカーまで、さらにはトラックでも出場可能となっている。ただしバッテリーの種類でクラス分けされており、鉛酸電池とリチウムイオンの2クラスがある。

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「ERK 30分ディスタンスチャレンジ」は、ERK(EVレーシングカート)による競争。画像提供:日本EVクラブ

 「ERK 30分ディスタンスチャレンジ」はエンジンを搭載した一般的なレーシングカートをEVに改造したERK(Electric Racing kart)で競われる。30分間で何周できるかを競う。今年は16台がエントリー。

 バッテリーの種類と定格電圧などの違いによって、ERK1、ERK2、ERKリチウムイオン電池の3クラスに分かれている。最速のERKリチウムイオン電池クラスには8台が参加する。使用可能なバッテリーの電力量は無制限で、交換も自由に行うことが可能だ。

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「自動車メーカー製EVオーナーズ・タイムアタック」に参加する自動車メーカー製EVの数々。画像提供:日本EVクラブ

 「自動車メーカー製EVオーナーズ・タイムアタック」は、日産「リーフ」など、自動車メーカー製EVのオーナーが参加できる競技。エントリーは6台だ。

 コースを3周して2周目のタイムを計測タイムとするが、ポイントは速ければいいというわけではないこと。主催者が決めた基準タイム内で最も近いオーナーが優勝となるのだ。3周すべてで基準タイムを超えて速くなってしまうと失格で、来年の参加権も失ってしまうというシビアさがある。ただし、基準タイムはかなりハイレベルとなる予定で(当日発表)、かなり攻めないとそう簡単には超えないタイムだという。

 そして今年で3年目となるのが、「自動運転競技車タイムアタック」。白線追従もしくはコースの形状追従によるタイムアタックとなっている。車両規定は「人が乗れるサイズ」のみで、今回出場を予定している車両はERKを流用したものだという。2チームが参加予定だ。

そのほか展示やデモ、EVなどの試乗会なども!

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競技には参加しないが、さまざまな工夫を凝らしたEVを展示。コンバートしたEVオート三輪なども展示される。画像提供:日本EVクラブ

 競技会とは別に、EVの可能性にチャレンジする人たちを応援する場も用意。常連の鹿沼高校物理部が今年製作したのは、折りたたみ式の立ち乗り型EV。トヨタ東京自動車大学校と神奈川大学の学生フォーミュラEVも展示され、さらにデモランも実施の予定だ。そして1994年に日本EVクラブが製作し、2017年に復活したEV「電友1号」もデモランを行う。

 さらに、EV・プラグインハイブリッド(PHEV)車の試乗会も行われる。単に試乗できるというだけでなく、著名モータージャーナリストが助手席からEVやPHEVならではの走行の仕方のコツを教えてくれる「e-ドライビングレッスン」となっている。モータージャーナリストは、石井昌道氏、片岡英明氏、斎藤聡氏、斎藤慎輔氏、津々見友彦氏、諸星陽一氏、吉田由美氏を予定。

 もしサーキット走行が苦手という場合は、モータージャーナリストが運転しながらアドバイスしてくれる「同乗e-ドライビングレッスン」も用意されている。どちらのレッスンもヘルメットは不要で、普段着で参加可能だ。試乗できる車両は全15車種で、以下の通り。

【EV】
●日本EVクラブ:EVスーパーセブン(※1)
●日産:リーフ、リーフNISMO
●三菱:i-MiEV
●フォルクスワーゲン:e-ゴルフ プレミアム

【FCV】
●トヨタ:MIRAI

【PHEV】
●トヨタ:プリウスPHV
●ホンダ:クラリティPHEV(2台)
●三菱:アウトランダーPHEV
●BMW:330e、ミニクーパーSE クロスオーバー オール4
●フォルクスワーゲン:パサート GTE ヴァリアント
●ボルボ:XC60 T8 Twin Engine AWD、V90 T8 Twin Engine AWD

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日本EVクラブがケーターハム「スーパーセブン」からコンバートした「EVスーパーセブン」。ジャパンEVラリー白馬2017にて撮影した。

2018年10月29日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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