2017年06月13日 01:03 掲載

ニュース・プラス フィラデルフィア、ワシントンD.C.、アントワープ、重慶。
世界中で「歩きスマホ専用レーン」が作られていた!


歩きスマホ事故の防止対策

 歩きスマホ専用レーンの試みは、いずれも一時的なもので、公共機関が長期的に導入した例は現時点ではない。
 東京消防庁が行った調査によると、2012~2016年までに歩きスマホや自転車での「ながらスマホ」の事故により193人が救急搬送され、2016年は単年50人と過去5年間で最も多くなっている。

 いうまでもなく歩きスマホによる事故の増加は、全世界的に社会問題となっており、各国でも様々な対策を行っている。以前、紹介したスマホの視点の先にある地面に信号を埋め込むというのも、こういった事故から大切な命を守ろうという対策のひとつである(本文末「歩きスマホ事故対策に関する記事」参考)。

 歩きスマホの危険性と留意点について、分かりやすく紹介したこんな動画もある。

 安全で健康な職場を築くためのアメリカの機関Office of Compliance(OOC)は、歩きスマホによって起こる事故防止対策として、以下のような項目を挙げている。

・歩きながら電話したりメッセージを打たないこと
・電話したりメッセージを打つ場合は、歩道の端に移動し静止して行うこと
・歩きスマホをしながら道路を横断しないこと
・歩きながらイヤホンで音楽を聞かないこと
・回りの環境に注意を払うこと

 歩きスマホ専用レーンは、歩きスマホをする人との共存を図る面白い取り組みではある。しかし今日、スマホの普及率がここまで高くなると、歩きスマホを前提とした道路作りには無理があるといわざるを得ないだろう。やはりここは、道路利用者一人ひとりが、歩きスマホを控えるほかはないだろう。

歩きスマホ事故対策に関する記事:地面に埋め込まれた信号機!?「歩きスマホ」対策として、ヨーロッパで登場。

2017年6月13日(JAFメディアワークス IT Media部 荒井 剛)