2017年06月13日 01:03 掲載

ニュース・プラス フィラデルフィア、ワシントンD.C.、アントワープ、重慶。
世界中で「歩きスマホ専用レーン」が作られていた!


スマホ会社による、歩きスマホ専用歩道

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中国、重慶市の歩きスマホ専用レーン。© Meixin.co

 同じ年に中国南西部、重慶市の目抜き通りの歩道にスマホ専用レーンが出現すると、このニュースは全世界のメディアで取り上げられた。CNNによると、これはワシントンD.C.のニュースにヒントを得て作られたもので、レーンの長さは50メートル、幅3メートル。携帯画面にくぎ付けの歩行者が通行の邪魔になるという苦情に対応するのがレーン設置の理由であるとのことだ。一方で、ヨーロッパの多数のメディアは、このプロジェクトがスマホ会社による話題集めを目的としたキャンペーンにすぎないと批判している。

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アントワープにあるショッピングストリートの歩きスマホ専用レーン。© Mlab / REX Shutterstock

 同じくスマホ会社が作ったレーンとして、ベルギーの古都、アントワープのものが挙げられる。2014年、アントワープのシッピング通りにある歩行者天国に「Text Walking Lane」と書かれた専用レーンが出没した。欧州のメディアは、中国やアメリカについでいよいよヨーロッパでも歩きスマホ専用レーンがお目見えしたとニュースとして取り上げた。

 ベルギーのニュースサイトHln.beによると、これは現地の携帯会社Mlabが行ったものだという。Mlabは、歩きスマホによりスマホを落として支障をきたしているという問い合わせが1日35,000件も届くため、対策として専用レーンのペイントを施したと述べている。しかし、このレーンはアントワープ市に許可を得ずに行ったらしく、市との間に問題が生じている。アントワープ市の代表は、「スマホ専用レーンは法的に許可されたものではなく、私たちにとって、あれは単なる落書きにすぎません。ペイントの駆除にかかった清掃費は会社に請求します」、と手厳しいコメントを残したことが伝えられている。

大学にもお目見え

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ユタ州バレー大学のユーモア溢れるレーン。© UTA VALLEY UNIVERSITY MARKETING & COMMUNICATIONS

 2015年、大学構内にも初めて歩きスマホ専用レーンが出現した。CNNは、ユタ州バレー大学の階段にできたこのレーンについて、「歩行用」「急ぎ用」「歩きスマホ用」の3つのレーンに分けられているとリポートしている。同大学の広報事業担当によると、これは歩きスマホ事故対策にも繋がらなくはないが、元々は冗談の材料を意識して作ったものであると話している。

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