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クルマ最終更新日:2018.04.16 公開日:2018.04.16

せっかくだから車の手洗いに挑戦してみよう

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車が走ったときに流れる風の方向をイメージしながら、それに沿ってスポンジを優しく滑らせることで、洗車傷を目立たなくすることができる

 春と言えば花粉に黄砂、強風によって車が汚れる状況も何かと多いはず。しかし、春は寒すぎず暑すぎず屋外で洗車するにはうってつけのシーズン。そこで、春の陽気に誘われたら、汚れてきた愛車を自分の手で洗車してみてはどうだろうか。せっかく手洗いで洗車するなら、ボディを傷つけず美しく、そして洗車後の効果を長持ちさせたいはず。そのための方法や注意点、あったら便利な道具について我流の解説。

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覚えておきたい洗車の手順

覚えておきたい洗車の手順

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一見綺麗に見えるが、近寄ってみるとうっすらとホコリが積もっている洗車前のボディ

 手洗い洗車をする際には必ず守ってほしい順番が存在する。この順番を守らないと、綺麗にするどころか逆にボディに傷をつけることにもなりかねないのでご注意を。

(1)シャワーのついたホースを水栓につなぎ強めの水圧でボディ全体に付着した砂やホコリを洗い流す。
(2)洗車用洗剤をよく泡立ててスポンジに取り、「一撫でしては濯ぐ」を繰り返す。
(3)弱めの水圧でボディ全体の洗剤を汚れと共に洗い流す。
(4)洗車専用の吸水性のよい布で水滴を手早く拭き上げる。
(5)バンパー下部やホイールなどをまとめて下回り専用スポンジで洗う。

 本来なら(3)と(4)をボディの部位ごとに繰り返せればベストだが、洗車場所事情が許さない場合は、まとめてでもよい。(1)を省いて(2)にいくと、付着していた砂やホコリで擦ることによって、ボディをサンドペーパーで削るのと同じ状況になってしまうので厳禁。(2)の濯ぎが少々面倒に感じるかもしれないが、これが特に重要。

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(1)の、強めの水流で高い位置から低い位置へと汚れを落としている様子。これも大事

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手順以外で気をつけたいポイント

手順以外で気をつけたいポイント

手洗い洗車時には順番以外にも注意したいポイントがいくつか存在する。

・強い日差しの下では洗車をしない(曇りの日も実はオススメ)
水玉のレンズ効果による塗装痛みや、拭き上げ前に乾いてしまうことで水道水に含まれるミネラル成分だけが残ることによる鱗模様がついてしまうし、洗車後のワックスもかけづらい。

・スポンジも流水も高い方から低い方へ
高い位置から低い位置への順番に洗うことを心がけよう。下から上だとせっかく綺麗にしても上から汚れが落ちてきてしまうため。

・一度地面に落としたスポンジや布は捨てる
一度でも地面に落とせば必ず目には見えなくても石や砂が付着する。スポンジや布の繊維に入り込めば、濯いだくらいでは落ちないので、少々もったいない気もするが、ボディを削ってしまうことになるので絶対使用しないこと。

・常にスポンジは綺麗なものを部位に応じて使い分ける
例えば、3回使ったスポンジは下回り専用にする。さらに3回使ったら捨てる。などのルールを決めて守る。

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ボディ3回下回り3回の計6回使い終わり、お役御免となったスポンジ

 前述した道具以外にも、撥水効果のある洗剤や仕上げ用の液体ワックスなどがあると洗車効果も持続させやすい。また、あらかじめボディ表面保護のコーティング済みの場合は、専用の洗剤を使うことで保護効果を長持ちさせることもできる。ここで紹介したのは、私にあった我流スタイル。マネできそうなところはマネていただき、いろいろ試して自分に合ったスタイルや道具を探ってみてほしい。

2018年4月16日(雨輝・山里 真元)

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