イベントで展示されていた「AI みぞみるくん」は手で持つとこのようなサイズ感。※写真の端末や表示画面は開発中のもの
使い方は簡単で、端末をタイヤに沿ってかざすだけ。すると、レーザーが700か所で高精度な測定を行い、タイヤの状態を数値や映像などにデータ化。そのデータを基に、タイヤの交換時期をAIが判断してくれるという。
タイヤ溝の測定には、従来であればデプスゲージと呼ばれる溝の深さなどを測定する器具を用いることが一般的であるが、デプスゲージを使いこなすには慣れが必要だ。いっぽうで、レーザー検知であれば1本あたり数秒で簡単に溝の深さを測定することが可能。
AI みぞみるくんには測定後の結果でタイヤの擦り減りや、ひび割れ状況が悪かった場合、交換を促してくれる機能もある。
測定結果画面の一例。タイヤの状態は4本別々に記録されている。
複数の溝も1回のスキャンですべて測定でき、それぞれの深さをタイヤの断面図と合わせて数値化してくれる。画像=パーソルAVCテクノロジー
タイヤの状態は数値や断面図だけでなく、写真としても記録される。
測定したデータはクラウド上で管理され、ナンバープレートやタイヤ情報を紐付けて顧客データとして蓄積される。そこでは、前回のタイヤの測定時からの変化で、あと何日走れるかも可視化してくれる機能もある。
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