2005年にフランスのスーパーマーケット系完全セルフ給油所で撮影。上から無鉛98オクタン、無鉛95オクタン、有鉛、Gazole(軽油)、そしてLPGの価格。
今回の取材で、酷暑のなかレクチャーしてくれた給油所のヴィートさん。握っているのは、無鉛ガソリンの緑色給油ノズル。
2006年フランスで撮影。軽油の表記は、まだGasoilだ。有鉛(左から2番目)の表示が消去されているのにも注目。
2008年イタリアで撮影。こちらもまだ軽油を示す表示gasolioがある。
2020年7月イタリアで撮影。gasolioの表記は廃止されている。左から無鉛レギュラーガソリン、プレミアム軽油、レギュラー軽油。なお、ガソリン/軽油ともプレミアムのカラーは、ブランドによってまちまちなのが現状である。
日本車販売店のジャンニさんは、その混乱に至る経緯を教えてくれた。
冒頭写真のヴィートさんが働く給油所は、ディスカウントなので製品系列は単純。レギュラー軽油、無鉛レギュラーガソリン、LPGのみだ。この価格表示版は2018年撮影。
ディーゼル車用軽油の給油ノズルは、黄色で統一されている。バイオ成分比率7%を意味する「B7」の表示にも注目。ディーゼル車の給油口は直径が大きいため、(敢えて試さなかったが)無鉛ガソリン車のノズルが入ってしまう。
いっぽう、無鉛ガソリン車の給油口は、直径を小さくしてあるので……。
……ディーゼル車の給油ノズルは入らない。参考までに、イタリアにおける2020年7月8日現在の1リットルあたり価格は、レギュラーガソリン約1.4ユーロ(約170円)、ディーゼル約1.3ユーロ(約160円)。
夕方で混む時間帯にもかかわらず、熱烈実演してくれたスタンド従業員ヴィートさんとラーラさん。
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