最初のポルシェである356ナンバーワンロードスターは1948年、オーストリアのグミュントという山間の小さな街の外れの小屋から生み出された。中央がそのナンバーワンロードスター、後方の人物は、向かって右がフェルディナント・ポルシェ博士、中央がその長男フェリー・ポルシェ、左がボディ設計主任兼チーフデザイナーのエルヴィン・コメンダ。
ナンバーワンロードスターはミドエンジンの2座オープンで、今日のポルシェでいうとボクスターに相当する。
ロードスターと同じく1948年に製作された356/2クーペ。最初は2座、後に2+2座になるクーペボディの後端に水平対向エンジンを搭載するレイアウトは、今もそのまま911に受け継がれている。
1950年代後半のポルシェの代表的モデル、356A。右が標準スタイルのクーペで、左はボディを装備の簡潔なオープンにした軽量モデル、スピードスター。
1960年代前半の、356としてはほぼ最終モデルに近い1962年356B。実はこれは筆者のクルマで、2017年の秋、中部山岳地帯を走って京都から東京まで3泊4日で走破するラリーニッポンに出場したとき、フィニッシュ直前の横浜で撮ったカット。
ボディの後端に空冷エンジンを搭載したクルマであることがよくわかる356Bのリアスタイル。これも2017年ラリーニッポンで、雨の木曽、奈良井宿におけるシーン。
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