2021年09月02日 19:40 掲載
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タイヤパンク応急修理キットの使い方。
使った後のタイヤは要交換?
自動注入型の使い方
ホンダ フィットに搭載されている自動注入型のタイヤパンク応急修理キット 写真=小林祐史
手動注入型と同じく、パンクの原因であるタイヤに刺さっている異物はそのままにしておく。最初に修理剤ボトルをよく振り中身を攪拌。次にホースと電源プラグをコンプレッサーから取り出す。そして修理剤ボトルをコンプレッサーに取り付ける。先ほどコンプレッサーから取り出したホースを、修理剤ボトルに接続。ボトル、ホースを取り付ける際は、しっかりと奥まで差し込む、もしくはねじ込むこと。取り付けが甘いと、修理剤が漏れる可能性があるからだ。
なお自動注入型は、修理剤ボトルをコンプレッサーに取り付ける方法がいくつかあるので、修理を始める前に取扱説明書で確認しよう。
ホンダの自動注入型のタイヤパンク応急修理キットは、ボトルをコンプレッサーにねじ込むタイプ 写真=ホンダ
バルブコアはそのまま
次にタイヤのエアバルブからキャップを取り外し、コンプレッサーのホースとタイヤエアバルブを接続。
車内のアクセサリーソケットに、コンプレッサーの電源プラグを接続してからは「手動注入型」と同様に、空気充填、修理キットの取り外し、時速80km以下(法定速度内)で10分もしくは5kmを走行、停車して空気圧の確認までという流れは一緒だ。
コンプレッサーで修理剤と空気を同時に注入
ただし自動注入型はコンプレッサーで空気を充填すると、最初は空気圧ゲージが300~400pKaまで上昇することがある。約1~5分で下がれば正常なので、そのまま指定圧まで充填すれば大丈夫だ。10分経過しても指定圧まで上昇しない場合は、ジャッキアップしてタイヤを2、3回転させてから、再度、空気を充填。それでも指定圧に達しない場合は、修理不可能なパンクだったことになる。
また空気を充填した後のコンプレッサーのホース口金にはキャップをする。そして修理剤ボトルをコンプレッサーから取り外さないこと。取り外すとボトルやホースに残った修理剤がこぼれるケースがあるためだ。
<タイヤパンク応急修理キット(自動注入型)の使い方動画/住友ゴム工業>
<自動注入型タイヤパンク応急修理キットの作業手順>
- 修理剤のボトルを振って中身を攪拌する
- 修理剤ボトルをコンプレッサーに取り付ける
- タイヤのエアバルブからキャップのみを外す
- 電源がオフ状態のコンプレッサーをエアバルブにつなぐ
- コンプレッサーの電源プラグを車内のアクセサリーソケットに差し込む
- コンプレッサーの電源を入れて、タイヤに指定圧までの空気を充填する
- コンプレッサーをエアバルブから外し、10分間もしくは5kmを走行する
- 停車し、コンプレッサーをエアバルブに接続して空気圧を確認
- 時速80km以下(法定速度以下)で、慎重に運転して整備工場やタイヤ販売店などに向かい、本格的なパンク修理を依頼する
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使った後のタイヤは修理不可で要交換なの?
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